『flipContact
』は、連絡先のデータを音に変換して通信、2台のiPhone間でアドレス交換ができる無料のアプリです。
他のアドレス交換アプリと違い、インターネットを使わないため地下などでも使用でき、Wi-FiやBluetooth設定に煩わされることもありません。
連絡先の送信は双方向同時ではなく、片方からもう一方へ、そしてその逆と、2回に分けて行います。
送信側は、アドレスのデータを高低のある音に変換し、iPhoneの内蔵スピーカーから出力。受信側は、内蔵のマイクでその音を拾って元の情報に復元します。
送信するアドレスは、登録されている「連絡先」から選択します。
“My Identity“で自分のアドレスを指定しておけば、アプリを起動して、”Send My Contact“をタップするだけで、すぐに送信ができます。
iPhoneのスピーカーおよびマイクは本体の下部にあるため、データの送受信をする際に上下を逆に持ち、お互いのホームボタン側を向かい合わせます。
アプリの名前の「flip(ひっくりかえす)」は、この動作からきているようです。
下の動画は、実際にアドレス情報を送受信しているところです。
通信中は、送信側に”Emitting data…“、受信側に”Receiving data…“と表示され、プログレス・バーで進み具合を確認することができます。
登録されているデータの量、周囲の騒音などによっても変わりますが、おおむね1件につき10秒前後で完了します。
送信する項目は、設定の画面でオン・オフを指定することができます。
「Picture(画像)」は、データのサイズが大きいため、デフォルトではオフになっています。
「Picture」をオンにしてみたところ、送信時間が残り43秒と表示されました。
画像付きの連絡先を送信することは可能ですが、それなりの時間がかかることを覚悟した上で使う必要があります。
かつてインターネットの接続にモデムが使われていた頃を知っている方は、送信時にスピーカーから発せられる、”ピー、ガガガ…”、という音が懐かしく感じられるかもしれません。
転送が若干遅いことを除けば、アイデアも実装もスマートスマートで、意外と使えるかもしれないと思いました。
Twitterで情報を提供して下さった方々、ありがとうございました。
タイトル | flipContact |
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カテゴリ | App Store > ユーティリティー | ||
開発 | AppShelves | ||
対応機種 | iPhone | ||
価格 | 無料 |