
水回りでも使えるワイヤレススピーカー『Omaker M4』を購入してみました。
水や衝撃に強い設計で、アウトドアからお風呂・キッチンまで、幅広いシーンで使えるのが特徴のスピーカーです(下はメーカーによるCG)。
機能性もさることながら、この価格帯にしては音質も良好で、コストパフォーマンスにも優れています。
簡素ながらきちんとした箱で到着。日本語のマニュアルも入っているので安心です。
付属品は、充電用のmicroUSBケーブル、有線接続用のオーディオケーブル、ハンドストラップ、の3点です。
サイズは81 x 81 x 45(mm)とコンパクトで、手のひらに乗る大きさ。
アマゾンのページにある322gという重さはおそらくパッケージ全体のことで、本体を計測したところ165gでした。
カラーバリエーションは、「オリーブグリーン」と「オレンジ」の2色のみ。
利用目的がお風呂に限られているひとのために、「ホワイト」があると良い気がしました。
本体の右上にあたる部分にストラップホールがあります。
アウトドアで枝から吊るしたり、シャワーにぶら下げたりと、ストラップがあると置き場所の自由度が広がります。
防水性能は「IPX4 (防沫形)」で、雨があたったり水しぶきがかかる程度ならOK、というレベル。
端子類のカバーもわりと簡単に外れるので、水中に沈めるようなことは想定していないようです。
説明書によると、充電時間は約3時間。再生時間は、80%の音量で約12時間、100%で約6時間とのこと。
接続はiOSデバイスのBluetoothをオンにし、「OMAKER M4」を選択するだけ。パスコードの入力も必要ありません。
接続すると、iOSデバイスからスピーカーの電池残量を確認できるので、充電のタイミングをはかることができます。
操作ボタンは、「電源」「通話」「音量+」「音量ー」の4つのみ。
音楽再生時は、「通話」で一時停止。
音量ボタンを短く押すと、曲送り・曲戻しができます。
音質については、アマゾンのレビューなどで評価されているとおり、まずまずといったところ。
この価格・サイズでありがちな、低音がスカスカ、高音が鮮明でない、ノイズがのる、といったこともなく、バランスがとれています。
また、防水を謳うスピーカーは、その性質上、音が籠ってしまうものですが、それもあまり感じられません。
製品の方向性は異なりますが、同じ価格帯・サイズのスピーカー『Anker A7908』とスペックを比較してみました。
聴き比べたところ音質はさほど変わらないので、デザイン・再生時間ならAnker、水回りやアウトドアで使うならOmaker、という感じでしょうか。
Omaker M4 | Anker A7908 | |
---|---|---|
防水性能 | IPX4 | 無し |
耐衝撃性能 | 有り | 無し |
Bluetooth | 4.0+EDR | 4.0 |
バッテリ容量(mAh) | 1,500 | 2,100 |
充電時間 | 約3時間 | 約5時間 |
再生時間 | 最大12時間 | 最大20時間 |
カラー | 2色 | 3色 |
サイズ(mm) | 81x81x45 | 80x80x60 |
重量(g) | 約165 | 約280 |
価格(円・税込) | 3,599円 | 3,499円 |
レビューを掲載およびお蔵入りしたものを含めると、それなりの数のスピーカーを試してきましたが、この性能で3千円台とは、随分と価格がこなれてきた感があります。
音質を求めると1〜2万円台になってしまうのは以前と変わりませんが、お風呂や台所で楽しむのならこのクラスで十分かと思います。