
雑誌『デジモノステーション 2016年2月号』(定価620円)の特別付録として同梱されているSIMカードを試してみました。
「0SIM(ゼロシム) by So-net」は、初期手数料および月額基本料金が無料という、非常に魅力的なSIMカードです。
料金は月間500MB未満であれば無料。その後は従量制で、2GB(2,048MB)から5GBまでは1,600円に固定されます。
5GBを越えると、速度が200kbpsに制限されます。
- 0MB~499MB:0円
- 500MB ~ 2,047MB:100円~1500円
- 2,048MB ~:1600円
SIMカードは表紙の裏に挟んであります。
NTTドコモのMVNOのため、利用するにはドコモの端末またはSIMフリー端末が必要となります。
形状は「nano SIM」で、iPhone 5以降であればそのまま使用可能。
推奨されていはいませんが、ゲタを履かせることでmicro SIMでも使用できるはずです。
SIMフリーのiPhone 6sに挿してみました(SIMの抜き差しは電源をOFFして行いましょう)。
SIMを挿したら、APNの設定(プロファイルをインストール)を行います。
わかりやすい動画も用意されているので、初めて格安SIMを利用する人でも安心。
あとは、オンラインで支払い情報(要クレジットカード)などを入力するだけで、開通手続きが完了です。
データ使用量は「0 SIM」の利用者サイトで確認できます。
500MBは比較的簡単に達してしまうので、0円運用をしたい人はこまめなチェックが必要となります。
回線はドコモの4G/LTEで、下り最大225Mbpsとされています。
通信速度を測定するアプリを使い、「ソフトバンク」「OCNモバイルONE」のSIMと簡単な比較テストをした結果がこちら。(測定3回の平均)
0 SIM | OCN モバイルONE | SoftBank | |
---|---|---|---|
下り(Mbps) | 32.2 | 9.99 | 22.4 |
上り(Mbps) | 10.8 | 12.59 | 2.27 |
ユーザー数が少ないのか、下りは同じNTTドコモの「OCNモバイルONE」よりも良い結果にとなりました。
通信速度は時間や場所によって大きく異なるので、あまり参考にならないかもしれませんが。
使い方によっては実質無料で運用できるので、ふだんあまり使わない端末用や、子供へのお下がり、といった用途に向いているかもしれません。
使い過ぎたとしても1,600円が上限なので、びっくりするような請求がくるという心配もなく、1枚持っておいて損はないSIMカードではないでしょうか。
【追記】オンラインショップでは欠品中ですが、アマゾンのマーケットプレイスで、2,500円前後で販売されているようです。