ボーズ社のiPhone対応イヤフォン『Bose SIE2i sport headphones
』を購入、試してみました。
一般的にヘッドフォンを購入する際は、音質・耳へのフィット感・価格などを基準にすることが多いと思います。
しかしながら「スポーツ用」のヘッドフォンとなると、
- 汗や雨などに対する防滴性
- 運動中に外れず、ジャマにならない構造
- 安全に配慮し周囲の音が聞こえること
といった要件が追加され、満足のいく製品をみつけるのはなかなか難しかったりします。
この『Bose SIE2i sport headphones
』は、米音響機器メーカーBOSE(ボーズ)が初めてスポーツ・エクササイズ用に開発したヘッドフォンで、上に挙げた条件をかなり高い水準で満たしています。
パッケージには、ヘッドフォン本体、イヤーピース3セット(S・M・L)、アームバンド型ケース、延長ケーブルが含まれています。
イヤーチップはボーズ独自の「StayHear」を採用。
シリコンのような柔らかい素材で、耳にフィットしつつ圧迫感がほとんどありません。
耳の形は千差万別なので一概には言えませんが、筆者の場合はヘッドフォンを装着していることを忘れるほど違和感がなく、運動中でも簡単にズレたり外れることがありません。
また、屋外でランニング・散歩などをする際は、安全のために周囲の音が聞こえることが重要となります。
このヘッドフォンは耳を完全に塞がないため、安全を確保しつつ安心して使用できます。
今回購入したのはアップル製品対応のモデルで、リモコンおよびマイクを内蔵しています。
リモコンの使用方法は、iPhoneに付属している純正ヘッドセットと同じ。音量調節・着信の応答・終話・音楽の曲送り(戻し)・早送り(巻戻し)などが行えます。
もちろんSiriにも対応しているので、運動しながら音声アシスタント機能使うこともできます。
ケーブルの長さ(リモコンからプラグまで)は、エクササイズ中にジャマにならないよう、約52センチと短めに作られています。
付属のアームバンドを使用するとちょうどよい長さで、さらに付属のクリップを使うと遊びがなくなり、運動中にあちこちに移動することがありません。
また、ケーブルを固定するためのクリップが付属しており、余ったケーブルをウェアやアームバンドに挟むとより安定します。
エクササイズ以外の用途では、付属の延長ケーブル(約53センチ)を接続することで、かなり余裕のある長さになります。
アームバンドはReebokと共同で開発されたもので、両ブランドのロゴが入っています。
裏面にマジックテープがあり、腕の太さに合わせて調節することできます。
注意したいのは、対応機種がiPhone 4・4S、iPod touch・iPod nano・iPod shuffleで、iPhone 5が含まれていないことです。iPhone 5を無理矢理入れることはできますが、長さが足りないためおすすめしません。
また、ヘッドフォンと違い防滴を謳っておらず、隙間から浸水する可能性があるため、大量の汗や雨が予想されるときは注意が必要です。
実際に装着してみたところ。
ケーブルの長さがピッタリで遊びがないため、無駄に動き回ることがなく、また耳に余計な重さがかかることもありません。
かれこれ2ヶ月以上ジョギング用に使用していますが、元々ボーズの製品が好きなこともあって、音質および使い勝手にとても満足しています。
通常は、iPod shuffleで音楽を聴き、ランニングデータは以前レビューをした『Nike+ SportWatch GPS』で記録するという使い方をしています。
アームバンドの出番はいまのことろ、大会などで長時間走る場合や、連絡を待っているときぐらいでしょうか。
iPhoneのアプリでランニング・データを記録したい方は、アームバンドが重宝するかもしれません。
製品ラインナップは、iPhone・iPod用のリモコンの有無で2つのバージョンがあり、価格が異なります。また、カラーバリエーションは、グリーンとオレンジの2色があります。
- Bose® SIE2i sport headphones:リモコンあり (15,750円・税込)
- Bose® SIE2 sport headphones:リモコンなし (12,600円・税込)
長時間ランニングやエクササイズをしていると飽きてきたりしますが、音楽を聞きながら行うと時間の過ぎるのが早く感じるものです。
安全かつ高性能なスポーツ用ヘッドフォンをお探しの方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。