【レビュー】有機ELディスプレイで発信者名・曲名を確認できるワイヤレス・ヘッドセット『SONY SBH50』

ソニーのBluetoothワイヤレスヘッドセット『SBH50』を購入してみました。この製品は、iPhoneをはじめとするスマートフォンとBluetoothで接続し、ワイヤレスで音楽・通話を楽しむことができるヘッドセットで、

  • iPhoneをカバンやポケットに入れたまま音楽再生・通話が可能
  • 有機ELディスプレイで曲名・着信相手の名前を表示
  • 付属以外のイヤフォンを使用可能
  • 単体でFM放送の受信が可能
  • 通話時のノイズキャンセリング・エコーキャンセリング
  • 2台までのマルチポイント・マルチペアリング対応

といった特徴があります。

カラーバリエーションは、「ブラック」と「ホワイト」の2色。

今回購入した「ホワイト」は、イヤフォンおよび本体が白で、「ブラック」は全てが黒色となります。

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パッケージには、本体の他に充電用のmiroUSBケーブル・ACアダプタ・インイヤーヘッドフォンが付属。

イヤーピースはS・M・Lの3種類から選べます。

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サイズは、58..0 ×24.2 × 12.0 (ミリ)とコンパクト。

重さも約16.9グラムと軽量です。

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画面側にある大きなボタンは着信応答用。長押しで着信拒否も行えます。

オーディオプレイヤーやボリュームなどのその他ボタン類は側面に配置されています。

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裏面には大きなクリップがあり、ポケットなどに固定する際に使用します。

イヤフォンのケーブルが短く上半身しか届かないため、T-シャツのように挟む場所がないものを着ているときに、やや使いにくさを感じました。

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本体の上には、ゴム製のカバーで覆われた充電用のmicroUSBポートと電源ボタンがあります。

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反対側にはイヤフォン・ジャックと通話用のマイク。

マイクが本体にあるため、iPhone用のマイク付きイヤフォン以外でも通話ができます。

付属のイヤフォンは、価格からすると決して悪くない音質ですが、自分の好みのイヤフォンがある人はそれを使うことができます。

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スペックによると、内蔵バッテリーの充電時間は約2時間で、 連続待受けが最大460時間、連続通話は最大7.4時間となっています。

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NFCに対応しているスマートフォンではタッチするだけのペアリングが可能。iPhoneではBluetoothのメニューから行います。

有機ELディスプレイを搭載し、再生中のアーティスト名・曲名の表示、着信時には発信者の名前(連絡先に登録しているコンタクト)と番号が表示されます。

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iPhoneで使えるディスプレイ付きのBlutoothヘッドセットの定番「MW600」が生産を終了し、このモデルがが事実上の後継モデルとなるようです。

「MW600」の唯一の欠点でもあったスライド式ボリューム調節がボタンへと変更され、使い勝手は良くなっていると感じました。

スペック比較
SBH50 MW600
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Bluetooth規格 Ver.3.0 Ver.2.1 EDR
対応プロファイル A2DP, AVRCP, HFP, SPP A2DP, AVRCP, HSP, HFP
連続待受時間(h) 460 500
連続通話時間(h) 7.4 11.0
ディスプレイ 有機EL 128×36 2行 有機EL 125×12 1行
NFC機能
ボリューム ボタン式 スライド式
マルチペアリング(台) 2 3
マルチポイント(台) 2 非対応
サイズ (mm) 58.0 x 24.2 x 12.0 62.0 x 15.0 x 17.5
重さ (g) 16.9 13.0

定価は7,980円ですが、発売から2ヶ月以上が経過した現在は、5,500円前後で販売されています(記事掲載時)。

Bluetoothに有機ELディスプレイとイヤフォンが付属していることを考えると、なかなかお手頃ではないでしょうか。