電力を使わずにiPhone 3G・3GSのスピーカーからの音を増幅する機能が付いたスタンド『GRIFFIN AirCurve
』を購入してみました。
【追記】iPhone 4用も発売されています→ 『GRIFFIN AirCurve Play for iPhone4 』
iPhoneの本体には、Dockコネクタの隣(画面を上にした状態で左)にモノラルのスピーカーが内蔵されています。
初代のiPhoneに比べiPhone 3G・3GSはスピーカーの性能が向上していますが、小さいスピーカーなだけに音量が足りない、と感じることがあるかもしれません。
ステレオやコンポのように本格的に音楽を聴くのであれば、外部スピーカーを購入するのが一番ですが、スペースや電源などの制約がある場合も考えられます。
『AirCurve
』は、本体内部に渦巻き状の「アコースティックなアンプ」を内蔵し、iPhone 3G・3GSを置くだけで音量を次第で10dBアップを謳っているスタンド兼スピーカーです。
本体の他にiPhone 3G・3GS用と初代iPhone用のアダプター、ドックコネクターのアジャスターが付属します。
本体を上からみると、中央から外に向かって渦巻き状に空洞が作られていのが分かります。
iPhoneのスピーカーから出て音はこの空間を通る間に増幅され、音量がアップして聞こえるという仕組みです。
本体は上下2つ透明な樹脂製のパーツから成り、4隅にボルトが配置されています。
このボルトが上下のパーツを留めると同時に、デザイン上のアクセントも兼ねているようです。
本体の手毎部分は大きく開口しており、ここから増幅された音声が出ます。
iPhoneのスピーカーは本体下部に位置しているため、通常のスタンドでは下に向かって音を出すものがほとんどですが、この製品は手前に音が出るためより聞きやすいと言えます。
本体の裏側には純正のUSB-DOCKケーブルを通すためのの穴、ケーブルを埋める溝ががあります。
ここからケーブルを通し、アジャスターおよびアダプターを装着して使用します。
購入前に見た写真では大きく感じられたのですが、実際にiPhoneを置いてみるとそれほどでもない印象を受けました。
しっかりとした重さがあるので、iPhoneを操作してもグラつくこともなく安定しています。
後ろからみたところ。
デザイン性も高く、デスクになどに置いてもジャマにならないと思います。
肝心の音量ですが、置いた瞬間にはっきりと違いが分かるほど増幅の効果を感じることができます。
音量の目盛りをいろりろ変えてみた大雑把な測定では、1.5倍程度といったところでしょうか。
音量は確実にアップする一方で、音質は多少の劣化が感じられます。iPhoneのスピーカーから出る音が決して良くはないので、やはり音質にこだわる方は外部スピーカーの使用をおすすめします。
普段iPhoneのスピーカーで使っていて気にならない方は、検討の価値があるかもしれません。
製品名 | AirCurve | ||
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オンラインショップ | アマゾン / 楽天市場 |
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メーカー | GRIFFIN | ||
サイズ・重量 | 91x 121 x 34 (mm) 約250g | ||
参考価格 | 1,480円(税込) |