「Apple A9」チップのメーカーによる割合は、サムスン製が約4割、TSMC製が約6割となっているようです。
iPhone 6s・6s Plus(+)に搭載されている「A9」チップは、韓国のサムスン製と台湾のTSMC製の2種類があり、こちらの方法で判別することができます。
この2種類の割合を調べるため、読者の方々にご協力頂きアンケートを実施したところ、次のような結果になりました。
アンケートは、実施期間は215年10月8日〜9日にかけての約30時間で、合計で4,481の回答がありました。
全回答をメーカーで別けると、サムスンが43%、TSMCが57%、という結果になりました。
機種別でみると、iPhone 6sの場合は、2社の割合がほぼ半々という結果に。
サムスンの方がやや多いものの、誤差の範囲といえそうです。
興味深いのは、iPhone 6s+の内訳です。
ほぼぴったり、サムスンが4分の1、TSMCが4分の3、という結果になっています。
偶然かもしれませんが、このデータをみると、あたかもアップルは、サムスン製とTSMC製のチップを、6sは「5:5」、6s+は「1:3」という割り当てにしているようにもみえます。
アップルによると、通常の使用でTSMC製の方がバッテリー消費が2〜3%少ない程度、とされています。
海外では、さっそくこの問題を「#chipgate」と呼ぶ動きもあり、Consumer Report等の第3者機関による試験で証明されないかぎり、なかなか収束しないかもしれません。