iFixitが、本日発売されたばかりの「iPhone 6s」を入手し、恒例の分解写真を公開しています。
iFixitはカリフォルニア州の会社ですが、いち早く分解を行うために、最も早くストアが開くオーストラリアにスタッフを派遣し、そのまま現地で作業+レポートの作成を行っているようです。
iPhone 6sといえばローズゴールドということで、分解のターゲットに選ばれています。
まずは、Lightningコネクタの両サイドにあるペンタローブ(星形ネジ)を外すところから。
ディスプレイのアセンブリをパカッと開けると、中身が丸見えになります。
iPhone 6(左)と、iPhone 6s(右)を並べてみたところ。
ディスプレイ側のシールドや、バッテリーの大きさが違うことがわかります。
ディスプレイのユニットを外したところ。
「3D Touch」用のセンサーが埋め込まれたことにより、ディスプレイのユニットの重さが15g増えているとのこと。
FaceTimeカメラおよびスピーカーのパーツを取り外しているところ。
FaceTimeカメラは1.2Mピクセルから5Mピクセルへの一気に画素数がアップしています。
ホームボタンのユニット。
指紋認証機能「Touch ID」が第2世代となり、認識の速度が2倍になっているそうです。
本体の下の部分をX線で撮影したもの。
大きな黒いパーツとそれを囲んでいる部分が「Taptic Engine」で、素早くかつ短い振動を発生するとのこと。
「3D Touch」とセットで、新次元のユーザーインターフェイスを実現しているようです。
バッテリーパックは、事前の情報どおり、1,810mAhから1,715mAhへと容量が少なくなっています。
メインのiSightカメラのパーツ。
画素数を8Mピクセルから12Mピクセルへと増やしつつ、「Deep Trench Isolation」技術によって画質の劣化を抑制しているとのこと。
メインボードのパーツのパーツは次のとおり:
- 赤:Apple A9 APL0898 SoC + Samsung LPDDR4 RAM (as denoted by the markings K3RG1G10BM-BGCH)
- オレンジ:Qualcomm MDM9635M LTE Cat. 6 Modem (vs. the MDM9625M found in the iPhone 6)
- 黄:InvenSense MP67B 6-axis Gyroscope and Accelerometer Combo (also found in iPhone 6)
- 緑:Bosch Sensortec 3P7 LA 3-axis Accelerometer (likely BMA280)
- 水色:TriQuint TQF6405 Power Amplifier Module
- 青:Skyworks SKY77812 Power Amplifer Module
裏面のパーツ:
- 赤:Toshiba THGBX5G7D2KLFXG 16 GB 19 nm NAND Flash
- オレンジ:Universal Scientific Industrial 339S00043 Wi-Fi Module
- 黄色:NXP 66V10 NFC Controller (vs. 65V10 found in iPhone 6)
すべてのパーツを並べたところ。
恒例となっている修理のしやすさの評価は、10段階中の「7」を獲得。 iPhone 6から変わっていません。
その他の詳細はiFixitのサイトをどうぞ。
【リンク】iFixit – iPhone 6s Teardown
iPhone 6s・6s Plusの機種代金・各種割引キャンペーンの詳細は公式サイトをどうぞ。
・NTTドコモ オンライン(公式サイト)
・au オンライン (公式サイト)
・SoftBank オンライン (公式サイト)