Apple Watchの出荷が遅れている大きな要因はパーツの不具合にあったようです。
Apple Watchを現在注文すると、多くのモデルで出荷予定が4〜6週間後また6月と、ずいぶん先になってしまいます。
予想以上に売れているという可能も十分ありますが、WSJの報道によると、生産そのものが予定より遅れているとのこと。
その原因とされるのが、ユーザーの腕を軽く「トントン」と叩くように振動する「Taptic Engine」というパーツの不具合です。
一般的なバイブレータは、円運動をするモーターに重心をずらした錘を付けたものですが、「Taptic Engine」ではリニア(直線)的な運動をします。
AAC Technologies Holdings社が製造していたこの「Taptic Engine」の中に不良品があり、アップルは最終製品の一部をスクラップしたり、生産の切替え等を行う必要があったとのこと。
Apple Watchの生産に関しては、アナリストのMing-Chi Kuo氏が先日、
… 有機ELディスプレイと「Taptic Engine (バイブレータ)」がボトルネックとなる可能性がある …
との見通しを明らかにしていましたが、それが裏付けられということでしょうか。
予約が開始された4月10日に注文したにも関わらず、いまだ商品が届いてないケースもあるようです。
アップルも手は尽くしているはずですが、暫くは品薄な状態が続きそうです。