グーグルがiOS版の『Google Earth
』をアップデート。マップの3D表示機能などを追加しています。
バージョン7.0.0となる今回のアップデートでは、先月発表されたマップの3D表示、バーチャルな旅ができる「ツアーガイド」、の2つの機能が追加されています。
マップの3D表示では、航空機で都市部を走査線のようにスキャンし、そのデータから3次元のモデルを作るという技術を採用。
建物から街路樹にいたるまで、どの角度・縮尺でも立体的に観ることことができます。
3D表示に対応している都市は現在のところ、サンフランシスコ・ロサンゼルス・ボストン・ジュネーブ・ローマに限られていますが、今後追加していく予定とのこと。
この機能を利用するには、iPhone 4S・iPad 2以降が必須となります。
もうひとつの新機能「ツアーガイド」は、名所や自然スポットを空から旅をすることができるというもの。
画面の下を上へとスワイプすると、表示地点の周辺で登録されているスポットが表示されます。
いずれかのスポットをタップすると、空から眺めた景観を動画のようにリアルタイムでレンダリングし、バーチャルな旅行を楽しむことができます。
アップルは、秋にリリース予定の「iOS 6」で、グーグルのマップ技術・サービスから自前のものへと切り替えることを発表しており、その中には3D表示技術も含まれています。
両社による地図サービス分野での競合が鮮明となるなか、アップデートでいちはやくiOSに3Dマップを追加したグーグルが、一歩先行したことになります。
対応都市は限定されているものの、完成度は非常に高いので、iPhone 4S・iPad 2以降をお持ちの方はぜひお試しを。
【関連記事】グーグル、空撮から合成した3Dマップ技術を発表〜iOSデバイスにも対応
Google Earth
旅行:22.3 MB
価格:無料
対応:iPhone・iPod touch・iPad (ユニバーサル)