パナソニックから発売されたUSBモバイル電源『Panasonic QE-PL301』を購入、試してみました。
パナソニックは昨年からこのUSBモバイル電源シリーズを展開していますが、今年はラインナップを大幅に充実させています。
なかでもこの『Panasonic QE-PL301』は、スマートフォン・モバイルデバイスのヘビーユーザーをターゲットにした製品で、
- 8100mAhの大容量
- スマートフォンを約3回充電
- 置くだけ充電(Qi)に対応
- 1500mAによる高速充電
といった特長があります。
カラーは『ホワイト
』と『ブラック
』の2色をラインナップ。今回はホワイトを購入してみました。
パッケージには本体に加え、コンセントから充電するためのACアダプター、USB-microUSBのケーブルが付属しています。
サイズを比較するため、iPhone 4Sと並べてみました。
厚さは比べるまでもありませんが、横幅はiPhone 4Sより若干広く、全長はほぼ同じです。
昨年発売された『QE-PL201』(5400mAh)と並べたところ。
容量アップに比例して、サイズもちょうど1.5倍になっています。
給電用のUSB端子を2つ搭載し、2台のデバイスを同時に充電することができます。
内蔵のリチウムイオンバッテリーの充電には、microUSB端子を使用。
また、大型化したためか、『QE-PL201』にあったストラップホールが省略されています。
デバイスへの給電および充電中は、バッテリーの残量を3色のLEDで表示します。
何も接続していな状態では、ボタンを押すと約10分間残量を表示。
本体への充電は、付属のACアダプターもしくはケーブル(USB-microUSB)で行います。
ACアダプターでの充電時間は約10.5時間。
対してPC/MacのUSBポートでは21時もかかってしまうため、できる限りACアダプターを使うことをおすすめします。
また、このバッテリーは置くだけで充電できる「無接点充電Qi(チー)」に対応しており、別売りのパッドと併用すると、いちいちケーブルを接続する手間がなく非常に便利です。
【参考記事】レビュー:国際規格「Qi」対応〜コイルがデバイスを認識して動く無接点充電パッド『Panasonic ChargePad』
この置くだけ充電方式も、ACアダプターと同じ約10.5時間で充電が完了します。
もちろん、ACアダプターやUSBケーブルでの充電だけで使用しても何ら問題はありません。
「スマートフォンを約3回充電」を謳っているので、その実力をテストしてみました。
iPhone 4Sのバッテリーを完全に放電するまで使用→充電、というサイクルを繰り返したところ、3回のフル充電のあとさらに約30%まで充電することができました。
よって、iPhone 4Sの場合、約3.3回分充電できた計算になります。
予想したよりも容量が多かったので、巨大なバッテリーを内蔵する「新しいiPad」で同じテストをしてみました。
結果、完全に放電した新しいiPadを42%まで充電することに成功。
半分にも達していませんが、あまり期待していなかっただけに、結構健闘したように感じられます。
使用してみて大容量なことは確認できましたが、サイズおよび重量もそれなりにあるため、日々の生活で使用するにはややオーバースペック気味という印象を持ちました。
本領を発揮するとすれば、
- キャンプなど電源のないところでの宿泊
- 2泊以上の旅行
- 災害時の電源(充電してあることが条件)
といった場合でしょうか。
バッテリー切れの心配からは解放されるものの、大きさ・重さといったデメリットもあるため、利用シーンをよく考えた上で検討することをおすすめします。
製品名 | Panasonic QE-PL301 |
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製造 | Panasonic | ||
ショップ | アマゾン ・楽天市場 |
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サイズ・重量 | 68x x 108 x 24 (mm)、約220 (g) | ||
容量 | 3.7V 8100mAh | ||
出力 | DC5V 1500mA (MAX) | ||
参考価格 | 5,800円(税込)〜 |