iPhoneのバッテリーの健康状態をチェック〜充電サイクル数・有効容量がわかるアプリ『Battery Doc』

Battery Doc – プロのバッテリーのケアと情報 App Store』は、iPhone・iPadの充電サイクル数や、バッテリーの実容量がわかるアプリです。

どんなバッテリーでも、充電を繰り返すと容量が減っていきます。

このアプリ『Battery Doc App Store』を使うと、デバイスのバッテリーがどれくらい繰り返し充電されているか、またどれくらい疲弊しているか、をチェックすることができます。

バッテリーに関するいくつかの機能がありますが、注目したいのは下のメニューの「Healthy」という画面。

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「Healthy」の画面には、次の4つの数字が表示されます:

  • Total Load Cycles:充電サイクル数
  • Current Capacity:バッテリの残量
  • Max Capacity:有効なバッテリーの容量
  • Cap Left(Compare to new):新品(設計容量)に対する、現在有効な容量の割合

ざっくり言うと、デバイスをたくさん使っているほど「Toral Load Cycles」が多くなり、バッテリーがヘタっているほど「Cap Left」の数値が下がることになります。

 

充電サイクル数とは

「充電サイクル」では、100%分の容量を消費(放電)することを「1充電サイクル」とカウントします。

いちどに使い切らなくても、例えば今日75%消費してから充電し、明日25%消費した場合は、2日間かけて1充電サイクルを完了したことになります。

充電器に繋いだ回数でもなく、100%まで充電した回数でもありません。容量丸々1回分を何回消費したか、という回数です。

アップルによると、iPhoneは「充電サイクル」を500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されているそうです。

iPadはより性能が高く、1,000回で最大80%を維持する設計とのこと。

 

設計容量と実容量

iOSデバイスに使われているリチウムイオンバッテリーは、高性能ですが、充電する度に僅かながら容量が減少していきます。

アップルのいう「本来の容量(新品)」は、設計上の容量と言い換えることもできます。それをまとめたのが下の表です。

iPhone・iPad 各モデルにおけるバッテリーの設計容量
モデル 設計容量(Design Capacity) mAh 80%の容量(参考) mAh
iPhone 4 1,420 1,136
iPhone 4s 1,430 1,144
iPhone 5 1,430 1,144
iPhone 5s 1,550 1,240
iPhone 5c 1,500 1,200
iPhone 6 1,751 1,400
iPhone 6 Plus 2,855 2,284
iPad Air 8,557 6,846
iPad Air 2 7,340 5,872
iPad mini 2 6,274 5,019
iPad mini 3 6,274 5,019

充電サイクル数や有効容量などの情報はこのアプリを使う他に、「iCopyBot」というソフトや、アップルのサポートによる診断などでチェックすることができるようです。

バッテリーのへたりが気になるとき、中古のデバイスを購入する際などに、試してみてはいかがでしょうか。

Battery Doc – プロのバッテリーのケアと情報 App Store
仕事効率化:2.9 MB
価格:¥100
開発:Power App GmbH