BOSE(ボーズ)から先週金曜日に発売されたワイヤレススピーカー『SoundLink Wireless Mobile Speaker』を購入、試してみました。
米国に本社を置くBOSE社は、ハイエンド向けのオーディオ・シアターシステム・ヘッドフォンなどで知られ、その技術力の高さで信頼を得ている音響機器メーカーです。
そのBOSEが新開発したこの『SoundLink Wireless Mobile Speaker』は、
- 携帯できるコンパクトなサイズ
- バッテリー内蔵でどこでも楽しめる
- Bluetoothで様々なデバイスと接続
というコンセプトを持ち、”安かろう悪かろう”なポータブルスピーカーの市場に、高音質と高級感という新たな風を吹き込む製品として期待されている製品です。
パッケージには、充電・給電用のACアダプターと外部入力用のケーブルが付属しています。
スピーカーグリルがある前面は、開閉式のカバーで保護されています。
このカバーおよびバックパネルの材質、トリムの素材、カラーにより、ベースモデルと上級モデルの2つのラインナップが用意されています。
スピーカーとしての性能は同じとのことなので、今回はよりお手頃なベースモデルを購入しました。
操作系は本体上部に集中して配置。
左から、電源・外部入力・ Bluetooth入力(ペアリング)・ミュート・ボリュームダウン・ボリュームアップとなります。
本体を横からみたところ。
筐体はほぼ直方体で、底面のみ傾斜が加えらえており、使用時に自然な傾きが生じるようになっています。
コンパクトなサイズながら、豊かな低音を再生するスピーカーと最大で8時間再生可能なバッテリーを内蔵しています。
カバーを開けたところ。
このカバーは携帯中のスピーカーの保護だけでなく、iPadの「Smart Cover」のように電源と連動しており、閉じると自動的にミュートになり、約5秒以上閉じたままにするとデバイス側に再生停止の信号を送り電源が切れます。
つまり、音楽を再生中に移動が必要になった際など、カバーを閉じるだけで再生停止と電源オフが自動で行われます。
使用時には、下のように開けたカバーを台にすることで、より安定した設置ができるように設計されています。
後ろからみたところ。
背面には、電源、外部入力、ファームウェアアップデート用のサービスポートがあります。
カバーおよびバックパネルのナイロンは、耐久性のあるINVISTA社製のCorduraという素材を採用。上位機種ではレザーが用いられています。
ハイエンドのオーディオメーカーだけあり、このサイズのスピーカーには見られない高級感があり、所有する喜び感じられると思います。
肝心の音質は期待以上のレベルで、この数倍の大きさのスピーカーと比べても遜色ないパワフルで歪みの少ない音を再生します。
厚みのある低音、こもりがちながら伸びのある中音、シャリシャリし過ぎない高音と、良くも悪くもBOSEらしい音を鳴らしてくれます。
4つの小型ドライバーを内蔵し、中央にはウーファーの代わりに「デュアル・オポージング・パッシブ・ラジエーター」という新開発の技術を採用しているそうです(動画を参照)。
ヘッドフォンと同様に、スピーカーの音作りには好き嫌いがあるため視聴をしてから購入するのが原則ですが、他のBOSEのスピーカー・シアターシステムなどが好みであれば、この製品も気に入るのではないでしょうか。
コンパクトとはいえ、それなりにサイズと軽量ノートブック並みの1.3Kgもの重さがあるので、携帯よりはむしろ、部屋から部屋への移動のしやすさや省スペース性などを重視する人に向けの製品だと思います。
製品名 | BOSE SoundLink Wireless Mobile Speaker |
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製造 | BOSE | ||
ショップ | アマゾン / 楽天市場 |
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サイズ・重量 | 244 x 130 x 48 (mm)、約1.3 (Kg) | ||
参考価格 | 36,750円(ベース)、43,260円(LX) (税込) |