iPhone 4をギターの中に入れ、演奏中の弦を撮影した面白い動画が公開されています。[source: TUAW ]
ギタリストのjustkylevids氏が作成したもので、ビデオ撮影を開始したiPhone 4を弦の隙間から入れ、中から撮影したものです。
下は、justkylevids氏が鉛筆を使ってギターの中のiPhone 4の位置を調整しているところ。
そしてこちらが実際に演奏をしているところの動画です。
ギターの弦が振動している様子がはっきりと捉えられています。また、6本ある弦が、それぞれ異なった波形を描いているのも確認できます。
このような面白い動画が撮影できるのは、iPhoneおよび多くの携帯電話・デジタルカメラに使われているCMOSセンサーの特性によるもので、「ローリングシャッター現象(効果)」と呼ばれているそうです。
イメージセンサーからの情報を、テレビの走査線のように順次取り出す方式を用いることが原因で、高速に移動しているものを撮影すると歪みが生じるようです
この現象が顕著に現れている別の動画がこちら。
カメラの方向を変えると、歪みが変化する様子が良くわかります。
瞬間を切り出すストロボスコープ効果とは異なり、歪んだイメージが記録されているため、動画にあるギターの弦の波形も実際の振動とは異なるようです。
実際にギターで試す場合は、背景を明るくするのがコツだそうです。
YouTubeのコメント欄に「iPhoneをギターから取り出せなくなった」という書き込みもあるので自己責任で。