アップルが、App Storeの全有料アプリを対象とした価格改定を実施。
為替レートを反映し、115円で販売されていたアプリが85円となるなど、平均すると約30%程度の値下げが行われています。
アップルは、ハードウェアの価格設定などで、俗に「アップルレート」と呼ばれる為替レートを使い、不定期に見直しを行うことで知られています。
しかしながら、App Storeではこれまでレートの見直しを行っておらず、円高がかなり進んでいるにも関わらず、3年前のスタート時点の為替レート(例:US$0.99→¥115)が使われてきました。
今回の見直しにより、価格にもよりますが、平均すると約30%程度の値下げが実施されています:
- ¥115 → ¥85
- ¥230 → ¥170
- ¥350 → ¥250
- ¥450 → ¥350
- ¥600 → ¥450
- ¥800 → ¥600
- ¥1,200 → ¥850
- ¥2,000 → ¥1,500
- ¥6,000 → ¥4,800 など
これは一時的な値下げではなく、しばらくはこのレートが続くと考えられます。
App Storeではこれまで、同じアプリでも国内のユーザーは海外(例えばUSなど)より高い「内外価格差」が生じており、やっとそれが解消されたことなります。
また、販売額の70%を受け取る開発者にとっては、売り上げの減少に直結することが予想され、値下げによる売り上げアップで穴埋めができるのか、今後上がってくるであろうレポートが注目されます。
もちろん、版権などの関係で値下げが難しいアプリ、国内向けに開発・販売されていたアプリは、今後価格を戻す「調整値上げ」をすることも考えられます。
いずれにせよ、アプリがより購入しやすい価格になったことは、ユーザーとってはとりあえずは朗報といえます。
なかなか手が出せなかった高額なアプリなど、再検討してみるいいチャンスかもしれません。
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