スライド式のキーボードを搭載したiPhone 4専用のケース『NUU MiniKey for iPhone4
』を購入してみました。
iPhoneでの文字入力は、慣れてしまえばそれなりに速くなるものですが、長い文章を入力するひとや、物理的なキーボードを搭載した端末からの買替えたユーザーは、ストレスを感じるかもしれません。
この『NUU MiniKey for iPhone4
』は、iPhone 4のケースにスライド式のQWERTYキーボードを内蔵し、タッチパネルに無い物理的なフィードバックで、文字入力のストレスを軽減するアイテムです。
パッケージには、ケース本体とマニュアル(英語)、そして充電用ケーブル(USB-micoUSB)が付属します。
キーボードの動作に必要な電力は内蔵の充電式バッテリーで賄い、iPhone 4の電力は消費しません。
ケースの背面に内蔵されたQWERTYキーボードは、スライドさせると姿を表します。
バネの力で「スッ」と勢いよくスライドアウトし、同様に収納する際もバネの力で戻ります。
ケース本体はマット加工が施され、キートップは光沢のある硬い樹脂を採用。
キーボードを出した状態で、裏からみたところ。
金属製のレールを使用したしっかりとした造りで、ほとんどグラつくことがありません。
実際にiPhone 4に装着したところ。
厚みは約20mmあり、もはやポケットに入れるのは厳しいサイズとなります。
上下および側面のボタン類の周辺は大きく開口しており、アクセスに問題はありません。
カメラホールも大きめにとってあり、撮影への影響はありません。
写真では確認しづらいですが、右上にある小さな穴は、ストラップ用の物です。
iPhone 4との接続はBluetoothで行います。
「Delete/Backspace」キーの上にあるペアリング用のボタンを長押し、iPhone側でBluetoothをオンにすればOKです。
キーを押すと「カチッ」という音とともに、指にフィードバックがあり、一般的な携帯電話などと変わらない操作感といった印象です。
使いやすいカーソルキーや、「Cmd」キーとの組合せで、全て選択・コピー・ペーストなどが行えるのも便利です。
また、バックライト(オン・オフ可能)を内蔵し、暗い場所でもキーを探すのが簡単です。
以前レビューをした『Boxwave Keyboard Buddy Case
』(レビューはこちら)と比べてみました。
厚みは『NUU』が1mmほど多いものの、並べてみるとほぼ違いは分りません。
『Boxwave』の方が角が丸めてある分、持つと薄く感じられる一方、『NUU』はケースとケイーボードの一体感があり、ガタつきがほとんどありません。
本体サイズはほぼ変わらないものの、キーボードは『Boxwave』の方が若干大きく設計されています。
また、『Boxwave』にはバックライト機能はありません。
キーボードは横方向にスライドするため、ランドスケープ(横画面)に対応したアプリでの使用が前提となります。
よって純正のメモ・メールやTwitterクライアントなどは問題ありませんが、使用するアプリによっては使えないので、事前にチェックしておいた方がよいでしょう。
価格やサイズを考慮すると、決して万人向けの製品ではありませんが、iPhoneでの入力にストレスを感じている方には、救世主となるアイテムかもしれません。
製品名 | NUU MiniKey for iPhone4 |
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製造 | NUU Limited | ||
サイズ・重量 | 約115 x 60 x 20 (mm), 約88 (g) | ||
ショップ | アマゾン |
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参考価格 | 7,980円 (税込) |