ジャイロで自動的にシャッターを切るパノラマ撮影アプリ『Dermandar – パノラマ』

『Dermandar – パノラマ』は、iPhone4 ・第4世代 iPod touchのカメラで、パノラマ写真を簡単に撮影できる無料のアプリです。

カメラを構えてゆっくりと回転するだけで、アプリが自動的にシャッターを切り、画像をつなぎ合わせてパノラマ写真を合成してくれます。

撮影したパノラマ写真は、カメラロールに保存されるほか、サーバーにアップロードして、世界中の人と共有することもできます。

iPhone・iPod touch向けのパノラマ撮影アプリは既にいくつかありますが、撮影方法・共有の仕方、価格もそれぞれ異なり、一長一短です。

今回紹介する『Dermandar – Panorama
』は、撮影に手間がいらず簡単、プラットフォームに依存しないビューワーで共有でき、しかも無料で利用できる、という特徴があります。

撮影はデバイスを縦に構えて行います。垂直に構えないと、画面下のシャッターボタンがグレーになり、撮影を開始できません。

シャッターをタップすると、最初の1枚が撮影されます。あとは腕の構えを変えることなく、体をゆっくりと回転させます。

回転をはじめると、画面上にある2色の勾玉のような形のものが近づき、2つ巴のようにぴったりと合った際に、自動的にシャッターが押されます。

終了するには再度シャッターをタップ。または、一周(360°)回転すると、自動的に撮影を終了します(右の勾玉に撮影済みの範囲が表示されます)。

実際にこのアプリで撮影したサンプルがこちら。

よく見るとつなぎ目がおかしいところもありますが、一般的な用途であれば十分な精度ではないでしょうか(クリックで拡大できます)。

撮影した画像は「My Gallery」に追加され、同時にカメラロールにも保存されます。

「Public Gallery」では、他のユーザーがアップロードした画像を閲覧できます。

撮影したパノラマ画像は、Twitter、Facebookに投稿することができます。

必須ではありませんが、画像をサーバーにアップロードすると、専用ビューワーのリンクを共有でき、よりインタラクティブにパノラマ画像を楽しめます。

アップロードするには、まず「Setting」>「Sign Up」でユーザー登録をします。

その後、画像の横の右矢印から、「Upload」をタップすると画像がサーバーに送られ、リンックがクリップボードに追加されます。

「Share its link」をタップし、TwitterまたはFacebookを選択して投稿すればOKです。

サンプルとして、360°のパノラマを撮影してみました。

そして、同じ画像をアップロードし、専用のビューワーを使ったものがこちら。

拡大縮小・回転・全画面表示などが可能で、画像だけでは伝えられない臨場感を共有することができます。

『Photosynth』のビューワーはiOSデバイスで再生ができないという欠点がありましたが、このビューワーはiOSのSafariをはじめとするHTML5対応ブラウザに対応しています。

撮影方法が直感的で、簡単にパノラマ写真を撮影できるので、面倒な操作が苦手なひとにもおすすめします。