アップルが、クパティーノ市の本社近くに巨大な新キャンパスの建設を計画。CEOスティーブ・ジョブス自ら、市議会でプレゼンテーションを行ったようです。[source: MacRumors ]
WWDC 基調講演の翌日、トレードマークであるブラックタートルネックとジーンズで市議会に姿を表し、アップルの新キャンパスのプランについて説明した模様が、動画で公開されています。
約20分間のプレゼンテーションの中で、ジョブス氏は「Infinity Loop」にある現キャンパスのキャパシティが約2,600人と手狭なこと。
現在は周辺のビルを多数借りて凌いでおり、新キャンパスの必要と説明しています。
新たなキャンパスは、現在のキャンパス(左)からすぐ近くのフリーウェイ280号線を挟んだ場所(右)にあり、撤退を決めたヒューレット・パッカード他から土地を購入したとのこと。
面積は、150エーカー(東京ドーム約13個分)という広大なスペースです。
そして驚くのが、その広大なスペースに、12,000人を収容する巨大な建物を1つだけ建設するという計画です。
プレゼンテーションに登場する完成予想図は、まるでSFの世界のようです。
ビルはドーナツ状の総4階建てで、壁面およびガラスはすべてカーブしているという、コスト的にかなり贅沢なデザインを採用。
世界各地でアップルストアを作る過程で、巨大なガラスを使った建築技術を学んだ、ともコメントしています。
新キャンパスの電力は天然ガスを使った自家発電で賄い、バックアップとして電力会社からの通常の電力を使用するそうです。
駐車場を地下および建物に収め、敷地の約80%を緑地・庭園にするとされています。
計画では、2012年に着工、2015年の完成を目指しているそうです。
アップルは、クパティーノ市にとって最大の納税者であり、このまま計画が進むのではないでしょか。
プレゼンテーションの全編は下の動画に収められています。