トリニティ株式会社が販売している、ワイヤレススピーカー『Jawbone JAMBOX』を購入、試してみました。
以前レビューをした高機能ヘッドセット『Jawbone ICON
』(レビューはこちら)と同じメーカーによる製品で、
- コンパクトながら迫力のある音量
- Bluetoothによるワイヤレス接続
- 内蔵マイクを使ったスピーカーフォン機能
- 音質向上・用途が広がる有線接続
- 内蔵充電池で連続10時間再生
- 電池残量・本体の状態を音声でお知らせ
- MyTALKによる高度なカスタマイズ機能
など、単なるワイヤレススピーカーとは一線を画す機能・性能を備えています。
バリエーションは、スピーカーグリルのデザインとカラーの異なる5つが用意されています。
今回は、後述する理由で『Jawbone JAMBOX RED Dot』を購入してみました。
パッケージは、
- ワイヤレススピーカー本体
- 折畳み可能なキャリングケース
- AC-USBアダプター
- USB-microUSBケーブル(30cm)
- USB-microUSBケーブル(150cm)
- 3.5mmミニステレオケーブル (有線接続用)
- マニュアル
など、充実の内容。
開梱してまず驚くのが、予想した以上にコンパクトに感じられる本体の大きさです。
スペックによると、「151 × 57 × 40 (mm)」と、手の平にちょうど乗るくらいのサイズしかありません(手前はiPhone 4)。
この種のスピーカーは、「小さい=スカスカした音」なことが多いのですが、電源を入れると流れる音(音声案内の一種)がお腹に響くような低音で、その先入観が間違いだったことに気付かされます。
操作ボタンは本体上に集中して配置され、左から「通話/バッテリー残量確認」「ボリュームダウン」「ボリュームアップ」となります。
本体の側面はパンチングをした金属製。
上下はラバーのパーツで覆われており、本体の保護と大音量出力時のビビリを防ぐ役割があるようです。
サイズの割には重さが327gあり、ズッシリとした安定感があります。
反対側の側面には、「電源ボタン」「3.5mmステレオ入力」「microUSB端子」が配置されています。
電源ボタンにはLEDが埋め込まれており、Bluetoothのペアリング状態・バッテリーの残量などを確認できます。
Bluetooth v2.1+EDRに対応し、ペアリングも簡略化されているので、コードを入力することなく認識されます。
また、『Jawbone ICON
』同様、iPhone・iPod touch・iPad側にバッテリー残量が表示される機能がついています。
画面のメーター表示でいつでも残量をチェックできるので便利です。おそらくスピーカーでこの機能が使えるのはこの機種だけではないでしょうか。
肝心の音質ですが、コンパクトなサイズからは想像できない音量・音圧で、低音もしっかり出ています。
音楽を聴くのはもちろん、ゲームで使うと迫力が全くといってよい程違います(注:遅延が若干あるのでタイミング系ゲームに不向き)。
また、ワイヤレスの利便性とのトレードオフで、音質はそれなりに劣化してしまいますが、音質を重視したいときに使えるのが3.5mmステレオ入力端子。
付属のケーブルで接続すれば、音質がかなり向上します。
シチュエーションに合わせて、ワイヤレス・有線を使い分けできることよいかもしれません。
また、このスピーカーならではの特徴として、「MyTALK」という機能追加やカスタマイズが可能な点があげられます。
Mac/PCに接続してブラウザを開き、「MyTALK」の「AudioApps」を選択して同期をとると、例えば、スピーカーの音声音声案内の声(ヒーローっぽい男性やセクシーな女性など)や言語を変更することができます。
キャリングケースは、両端にあるフタをマグネットで閉じるタイプ。
ネオプレーンのような素材で安っぽくはありません。
機能が盛りだくさんで、すべてを紹介するのが難しいほどですが、
- サイズからは想像できない音質・音量
- 豊富な機能かつカスタマイズが可能
- デザイン性
の3つに集約されるかもしれません。
音楽を聴くのはもちろん、ゲームや動画視聴、スピーカーフォンでの電話会議など、かなり幅広く活用できるアイテムだと思います。
製品名 | Jawbone JAMBOX | ||
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販売元 | トリニティ株式会社 | ||
対応機種 | iPhone 3G以降・iPod touch第2世代以降・iPad 1&2 | ||
サイズ・重さ | 151 × 57 × 40 (mm)・327 (g) | ||
ショップ | アマゾン | ||
参考価格 | 19,800 円 (税込) |