iPhoneおよび第2世代以降のiPod touchはBluetoothに対応していますが、なぜか「曲送り・戻し」などの操作に対応していません。
それらを行うにはiPhone・iPod touch本体を操作する必要があり、ワイヤレスの魅力が半減してしまいます。
その問題を解決してくれるのが、『Bluetooth Helper
』というアプリです。
Bluetoothの曲送り・戻し・前後のシークはiPhone OSでサポートされていないため、それをアプリで実現することは事実上不可能です。
そこでこの『Bluetooth Helper
』は、「再生・停止」ボタンを連続して押す「ジェスチャー」を使うことで、擬似的に曲送り・曲戻り・前後のシークの機能を実現してます。
例えば、
- 再生中に「再生・停止」ボタンを2回押す→曲送り
-
再生中に「再生・停止」ボタンを3回押す→曲戻し
とった具合に、停止・再生を一定時間以内(デフォルトは3秒)に行うことで、本来サポートされていない操作を行うことができます。
まずは再生したい音楽・プレイリストなどを「Choose Music」から選択します。
「再生・停止」のボタンを、遅すぎず・早すぎずタイミングよく押すことが要求されるため、ある程度「慣れ」が必要ですが、より使いやすくするために、設定画面で以下の項目をカスタマイズすることが可能です(カッコ内はデフォルト値)。
- Sequence Time – コマンドを送る時間の長さ (3 Seconds)
- Next Track – 曲送りの「再生・停止」ボタンを押す回数 (2 Press)
- Previous Track – 曲送りの「再生・停止」ボタンを押す回数 (2 Press)
- Seek Forward – 曲戻しの「再生・停止」ボタンを押す回数 (Off
- Seek Bacward – 前へシークの「再生・停止」ボタンを押す回数 (Off)
- Cutoff Time – 曲戻し操作で、前の曲に戻るか、曲の頭に戻るかの基準点 (10 Seconds)
はじめはデフォルトの設定で使用し、ある程度慣れてきたと感じてから前後シーク機能を有効にする、または設定を変更することをおすすめします。
このアプリを使用することが前提とはなりますが、曲送り・戻しができないことによるイライラからは開放されます。
とくに前後のシークは、長時間の語学学習コンテンツなどで重宝するのではないでしょうか。
※ iPhone・iPod touchで使用できるBluetooth機器のレビューはこちらをどうぞ。
【リンク】 Bluetooth レビューカテゴリー
タイトル | Bluetooth Helper |
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カテゴリ | App Store > ミュージック | ||
開発 | Eventual Innovations | ||
対応機種 | iPhone・iPod touch | ||
価格 | 115円 |