軽くて小さいデバイスで動画を撮影すると、「手ブレ」が大きくなる傾向にあるため、現在販売されているハンディなビデオカメラの多くは、「手ブレ補正」の機能がついています。
残念ながらiPhone 3GSには手ブレ補正をする機能がついていませんが、『Video Stabilizer』というアプリを使うと、撮影した動画のブレを補正することができます。
最近はiPhone 3Gで動画を撮影できるアプリ等が登場していますが、このアプリはiPhone 3GS専用となります。
ビデオカメラ専用機の場合は、レンズや撮影素子を移動やデジタル処理などをリアルタイムで行い、撮影しながら手ブレを低減・補正するもの一般的です。
一方、iPhone 3GSではハードウェア・処理速度に制限があるため、このアプリは撮影した動画に対して、後から処理を施すという方法が使われています。
手ブレ補正をする動画は、カメラロールから既に撮影したものを選択するか、アプリ内で新たに撮影します。
アプリには設定らしきものは一切なく、撮影した動画を読み込んだ後に、「Stabilize」というボタンをタップして処理を開始するだけのシンプルなものです。
処理の進捗がパーセントで表示され、(なぜか)煙のようなアニメーション表示されます。
編集やフィルターなど動画関連のアプリが多くなってきましたが、手ブレ補正は最もユーザーが待ち望んでいたアプリのひとつではないでしょうか。
複雑な処理を伴うためそれなりに時間はかかりますが、ブレが小さい場合はかなり効果があります。比較のため、歩きながら撮影した動画のサンプルを用意したのでご覧ください。
動画をよく撮影するiPhone 3GSユーザーは必須のアプリかもしれません。
サンプル1 iPhone 3GSで撮影したオリジナル (処理前)
サンプル2 『Video Stabilizer』で手ブレ補正
サンプル3 『iMovie』の手ブレ補正
タイトル | Video Stabilizer |
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カテゴリ | App Store > 写真 | ||
開発 | NXP Software B.V. | ||
対応機種 | iPhone 3GS | ||
価格 | 115 円 (リリース記念価格) |