グーグルが、モバイル向け広告配信の「AdMob」を7億5千万ドル(約700億円)で買収すると発表しています。[source: Google]
サンマテオに本社を置くAdMobは2006年に創業。iPhone/Androidなどモバイルデバイスへ向けた広告で急成長し、現在は、15,000のWebサイトとアプリへ広告を配信。広告のインプレッション数は、1,200億回を超えています。
iPhone・iPod touchのユーザーは、Webサイトや無料アプリなどに表示されているバナーなどで、同社の広告をよく目にしているのではないでしょうか。
Googleによると、同社のモバイル向け検索は過去2年間で5倍に拡大。iPhone・Androidユーザーの4人に一人は毎日90分近くモバイルを使用するなど、この分野の著しい成長が今回の買収の動機となっているようです。
また、Googleのモバイル向け広告が検索結果を中心としているのに対し、AdMobはWebサイトとアプリが多いことも、理由のひとつに挙げられています。
モバイル広告への投資が進むことは、アプリの開発者やパブリッシャーの収益源が増えることはもちろん、ユーザーにとってもコンテンツや無料アプリの充実といった型でメリットがあります。
AdMobの他にもモバイル広告のネットワークは12以上あるとされ、今後さらなる成長・競争が予想される分野だけに、今後の動向に注目したいところです。