Googleが、現在位置を友人・知人と共有できるサービス「Google Latitude」のiPhone版を公開しています。[source: Official Google Mobile Blog]
Latitudeは英語で「緯度」という意味で、iPhone OS 3.0のSafariから利用が可能になった位置情報を取得する機能を使い、ユーザーの現在位置を地図上に表示します。
Googleは当初、iPhone版 「Google Latitude」をアプリとしてリリースする予定でしたが、”マップアプリとユーザーが混同しやすい”とするアップルの要請によって、Safariでのリリースとなったようです。
他のGoogleの新しいサービス同様、US、UK、カナダなどの国から提供が開始されていますが、英語のサイトへアクセスすることで日本でも利用が可能です。
Googleのアカウントにログインした状態で、”Google.com in English” > “New! Latitude for iPhone”、と進みます。
位置情報の利用許可を求めるダイアログの後に、自分のアカウントの状態が表示されます。
“Add Friends”で共有したいユーザーへリクエストを送ります。
自分の現在位置を共有することに不安がある場合は、プライバシー設定で現在位置の代わりに任意の場所を指定したり、情報の公開を止めることも可能です。
Googleはつい先日、Safariから現在位置を取得する機能を使った「My Location」のiPhone対応を発表したばかりで、モバイル端末でのサービス提供へ積極的な姿勢が伺えます。
位置情報の共有をしたい相手・場面はそれほど多くないかもしれませんが、使い方よっては面白いサービスになるかもしれません。