日本では「ナンプレ」と呼ばれることの多いパズル「数独(Sudoku)」は、海外でもブームになるほど人気が高く、App Storeにもすでに100本以上のアプリが登録されています。
その中でも今日取り上げる『Sudoku Grab
』は、新聞や雑誌などのパズルコーナーにある数独をiPhoneのカメラで撮影すると、パズルを画像認識してアプリに取りこむ、という機能が付いた初めてのアプリです。
パズル面を見つけたときに「パシャリ」と撮影して取込んでおけば、かさばる雑誌を持ち歩かずに、いつでもそのパズルを楽しむことができます。
「Grab」は「捕まえる、ひったくる」という意味で、まさにパズルを取込んで持ち去るイメージにピッタリの名前といえます。
カメラからパズルを取込むところは動画の後半にあります。
アプリ起動画面の上にあるカメラをタップするとパズルを取り込み、画面の下半分をタップすると、パズルを解くモードになります。
「Currently Playing」は、やりかけのパズルの続きをする場合に使います。
このアプリは終了した時点での状態を常に保存してくれるので、ちょっとした空き時間に遊んで、また後で続きをする時に便利です。
「Grabbed」はカメラで認識したパズルが保存される場所です。複数のパズルを溜めておくことができます。
「Random Puzzle」は、4つのレベルから難易度を選び、パズルを自動的に生成してくれます。
色えんぴつのメモ、ヒント、パズルを解く機能など、一般的な数独アプリに期待するものはほとんど装備。
肝心の取込む機能では、紙の上のパズルを撮影するだけで、ほぼ自動的にパズル面と数字を認識してくれます。
あかるい場所でなるべく正面から撮影します。多少の傾きは補正をしてくれます。iPhoneのカメラではあまり近いとボケてしまうので、少し離して撮影するのがコツです。
パズル面の4つのカドが正しく認識されているか、確認の画面が表示されます。必要に応じてカドをドラッグして修正します。
次にパズル面の数字が認識され、小さな文字で表示されます。この段階で数字が正しく認識されていかチェック。問題がなければ、「Done」を押して取り込みは完了です。
整合性のチェックを行っているようで、認識したパズル面に問題がある場合は「Done」のボタンが表示されません。その場合は再度チェックしましょう。
読込みが完了すると、すぐにプレイするかどうかのプロンプトが表示されます。あとで遊ぶ場合は、「Later」を選択すると保存されます。
画像認識の精度も高く、明るさと向きさえ気をつければ、ほぼ100%といって良いほど正確です。PC/Macのディスプレイからも取込むことができました。
紙の上で解くのが好きな方にも、自動でパズルを解く機能を使えば、”答え合わせ”として使用することもできます。
コンピューターによる自動生成の数独は、解いていてあまり面白くなかったりしますが、新聞・雑誌などに掲載されているパズル作家による作品は、より”解き甲斐”があって楽しむことできます。
非常に便利なアプリですが、作家の方への敬意と著作権へ配慮し、自分で購入した新聞・雑誌以外からの取込みは控えたるようにしたいものです。
タイトル | Sudoku Grab |
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カテゴリ | App Store > ゲーム | ||
開発 | CMG Research | ||
対応機種 | iPhone | ||
価格 | 115 円 | レーティング | ★★★★☆ |