日本では1980頃に大流行したルービック・キューブ。
その後も小さなブームが何度か訪れたようで、おそらくどの家庭にもひとつやふたつ、一度も6面完成されることなく放置されているキューブが眠っているに違いありません。
今日のアプリ『CubeCheater
』は、ルービック・キューブを誰でも簡単に6面完成できるよう手順を指示してくれる素晴らしいアプリです。
バラバラのキューブをiPhoneのカメラで撮影すると、画像認識でキューブの状態を取得。強力なアルゴリズムによって、わずか数秒で完成までの手順を作成します。
“cheat”とは”ズルをする。カンニングをする。”という意味。まさにルービックキューブのカンニングができるアプリです。
【注】iPod touchの場合はキューブの状態を手入力することで使用できます。
“cheat”とは”ズルをする。カンニングをする。”という意味。まさにルービックキューブのカンニングができるアプリです。
とてもユーザーフレンドリーなアプリで使い方はシンプル。6面全てをiPhoneのカメラで撮影して、”Solve!“をタップするだけで、完成までの動きをステップ・バイ・ステップで教えてくれます。
このアプリを使って、実際にルービック・キューブを完成させている動画を撮ってみました。
実は、ルービック・キューブ(3×3)には、「白の裏が黄色」、「青の裏が白」のものなど、いくつか種類があります。
初回のみ、起動画面の”Cube Setup“をタップし、手持ちのキューブのタイプを選択します。
日本で現在販売されているも公式のキューブは2番目の「青の裏」のタイプのようです。
画面左から色を選び、1面ずつキューブの状態を撮影していきます。
“Blue Face (Yellow Up)”は、”青の面(黄色を上にした状態)”を意味します。向きも大切ですので間違えないように注意しましょう。
キューブを撮影すると自動的に画像認識をし、色の入力を行ってくれます。
光加減などによっては、正しく認識されないことがあります。
画像認識の後に、実際のキューブと色が合っているか確認するようにしましょう。
全ての面の入力が終わったら、いよいよ”Solve!“をタップして解析を始めます。
“Solving…”の画面に移り、ほんの数秒で解析が終了します。
優秀なアルゴリズムによって、どんなにバラバラにシャッフルしても、20ムーブ前後で完成できるようです。
あとは表示されるステップに従い、ルービック・キューブを動かしていくだけで6面が完成します。
“Yellow face 90°(反時計回り)”は、”中央が黄色の面を反時計回りに90°回転させる”、という意味です。
かなり良くできた画像認識ですが100%でありません。明るい場所で正面を向けて、画面の真ん中にキューブがくるように撮影します。
また、万一自分のルービック・キューブが通常のタイプと違っても、”Customize“で色を指定すれば対応できます。
年末のリリース当初は日本のキューブに対応していませんでしたが、作者のEric Faller氏に連絡すると、直ぐに”Cube Setup“の機能を追加し、アプリをアップデートしてくれました。この場を借りてお礼をします。
これまで数多くのアプリをレビューしてきましたが、アイデアといい、作り込みといい、5本の指に入る素晴らしいアプリだと思います。115円は安すぎるかもしれません。
ルービック・キューブをお持ちの方はぜひ試してみてください。本当に6面完成していく様子は感動モノです!
タイトル | CubeCheater |
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カテゴリ | App Store > ユーティリティ | ||
開発 | Eric Faller | ||
対応機種 | iPhone・iPod touch | ||
価格 | 115 円 | レーティング | ★★★★★ |