Apple CEO スティーブ・ジョブスのみならず、欧米のトップエグゼクティブの多くはプレゼンテーションが非常に上手だなぁ、と関心させられることがあります。
”喋るのがうまい”、というのも事実ですが、それ以外にも聞く人を引きつけるための工夫をしているのも確かなようです。
スライドをめくる為にPCに向かっていることも少ないですし、助手を使って、”はい次”、とページをめくるといったこともあまり見かけなくなりました。
そういった理由からか、最近ではプレゼンテーション用のワイヤレス・リモコンを使っているひとが増えてきているようです。しかしながら、安いものでも数千円はするため、普段あまりプレゼンをしない人には割高に感じるかもしれません。
今日のアプリ『i-Clickr PowePoint Remote
』は、新たにハードウェアを買うこと無く、Windows上のPowerPoint スライドを Wi-Fi 経由で iPhone・iPod touch から操作することができるアプリです。
単にリモコン化するだけでなく、iPhone・iPod touch の画面に現在のページやノート欄を表示、タイマーによる制限時間のお知らせなど、通常のリモコンでは出来ない機能も備えています。
このアプリを使うには、PC側にあらかじめ専用のアプリ(無料)をインストールししておく必要があります。
プレゼンを行う場所に Wi-Fi のネットワークがある場合は、IPアドレスを手入力するのが簡単です。
また、客先などでネットワークの状況が分からない場合は、”ad-hoc”接続(Wi-Fi ルーターを介さず、PCとiPhoneを直接繋ぐこと)することも可能です。(サポートサイトの手順を参照してください。)
IPアドレスを指定したら、”Manual Connection”を選択します。
問題が無ければ接続が完了し、以下の画面が表示されます。
PC側に、ファイル選択のダイアログが開くので、使用するPowerPointのファイルを指定します。
PC側でPowerPoint のファイルを指定すると、その情報(ファイル名、ページ数)をiPhone・iPod touch 側に表示します。
同時にプレゼンの長さ(時間)をタイマーにセットすることができます。このタイマーは自分へのアラートとして使うもので、終了時に、バイブおよび画面にメッセージを表示します。
画面上にはページ送りと戻すボタンがあり、その間にはPowerPointのノート欄を表示するボタンがあります。
表示は小さいものの、現在のページが表示されているので、聞き手の方を向いたまま、どのスライドが映っているかを確認することが可能です。
ボタンでの操作の他にも、画面をダブルタップでベージ送り、左右にスワイプしてページを前後に移動が可能で、画面をみることなく操作できるようにデザインされています。
あらかじめセットした時間になると、バイブが振動、画面には”Time’s up!”と表示されます。制限時間のあるプレゼンなどでは便利な機能です。
同タイトルを Windwos Mobile のプラットフォームで発売していた実績があり、よく考えらた機能・操作性を実現しています。レスポンスは思いのほか速く、実用面でも全く問題ないでしょう。
プレゼンにリモコンを使ってみたい、という方にはおすすめのアプリです。
タイトル | i-Clickr PowePoint Remote |
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カテゴリ | App Store > ビジネス | ||
開発 | Senstic | ||
対応機種 | iPhone・iPod touch | ||
価格 | 1,700 円 | レーティング | ★★★★★ |