iPhoneに内蔵されているカメラの焦点は、人物や景色の撮影に合わせて固定され、近くのもの撮るとボヤける、という制限があります。
そこで今回は、広角レンズのレビューに引き続き、eyeMobileから発売されているマクロ(接写)レンズの試用レポートをお届けします。
前回のワイドコンバージョンレンズと同様に、樹脂製のクリップでiPhone 3Gを挟むようにして取り付けます。
iPhone 3Gのカメラ周辺のカーブに合わせるためのアダプタ(オプション)を取り付けると、画像の歪みを防止することができます。
アダプタ無しでもあまり歪みが気にならなかったので、今回はそのままで使用しました。
左が”レンズ無し”の状態で、出来るだけ被写体に近づいて撮影したもの。右側が『接写レンズ』を使ったものです。
スペックでは、レンズから被写体までの焦点距離は22mmとなっています。実際に使ってみた感じでは、20〜30mmの間が許容範囲といった印象です。
iPhone 3G付属のイヤホンを撮ってみました。『接写レンズ』では金属の編み目1本1本まではっきりと写っているのが確認できます。
続いて、『接写レンズ』を使ってバーコード(QRコード)の読み取りを試してみました。
App Storeではバーコード(QRコード)を読み込むアプリがいくつか公開されていますが、iPhone 3Gのカメラでは近くに寄ることができずボヤケてしまいます(左)。
そこで『接写レンズ』を使って、バーコードリーダーを読み取れるか試してみました。
結果は、十分な距離まで寄ること可能で、QRコードに含まれているURLを読み取ることができました(右)。
今回使用したバーコード読み取りアプリ『Barcode
』(無料)は読み取った内容に応じて、ブラウザやメールクライアントを起動することができます。
この場合はURLなので”Open in Safari”を選択、サファリが起動してYahoo! Japanのサイトが無事表示されました。(大きさや内容によって動作しない可能性があります)
レンズから被写体までの距離が2〜3センチとかなり近いので用途が限られますが、通常は不可能な距離から撮影ができるので、いろいろなものを写してみたくなります。
また、iPhoneの画面に表示されると実物の数倍の大きさになるので、小さくて見にくい字などを読む際に、拡大鏡として使うこともできそうです。
製品名 | 接写レンズ | ||
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販売元 | eyeMobile | ||
価格 | 1,230 円 |
製品名 | iPhone3G用アダプタ | ||
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販売元 | eyeMobile | ||
価格 | 315 円 |