「iPhone を定規にする」という謳い文句のアプリはいくつも存在しますが、画面に表示された定規を使うというだけなので、せいぜい7~8センチ程度までの小さなものしか測ることができません。
今日のアプリ『RulerPhone』は、ユニークな方法を使って、iPhone の画面よりも大きなものでも測ることができるユーティリティです。
サイズを判りやすくするために、比較対象としてタバコの箱や500円硬貨などを並べてた写真をみかけることがあると思います。
『RulerPhone』はそれと同じ原理を使い、大きさを測りたいものとクレジットカードを並べて写真を撮り、カードのサイズから大きさを測定するという仕組みを採用しています。
外出先などで手元に定規やメジャーが無いようなときでも、財布に必ず1枚は入っているクレジットカード(または同サイズのカード)を使って、iPhone で簡単に大きさを測ることができます。
アプリを立ち上げると、毎回 Instructions(使用方法)が英語で表示されますが、手順は至ってシンプルなので読み飛ばしても問題ありません。
”Start”ボタンを押して実際の撮影・測定に移ります。
クレジットカードまたは同じ大きさのカードを測りたいものの横にカードが真正面になるように並べます。カードの面が真正面を向いていれば、縦でも横でも斜めでも構いません。
目標物とカードが画面に収まるように調節し、”カメラのアイコン”を押して撮影します。
”Align Your Card Here”と書かれた青い長方形が表示されてるので、ピンチイン・アウトおよびドラッグをして、画像内のカードとピッタリ重なるようにします。
撮影したカードが縦や斜めの場合は、この青い長方形を回転させて重ねて下さい。
ピッタリと重なったら、”Lock Card”ボタンを押してロックします。これにより画像内の縮尺が確定します。
画面を指でなぞると、縦・横・斜めを自由に変更できるルーラー(ものさし)が表示されます。
ルーラーを目標物のに合わせて縮尺させると、画面上部に長さ(フィート・インチ単位)で表示されます。
今回は1.5リットルのペットボトル(約31 センチ)を測定してみました。結果は、
1フィート0.4 インチ = 12.4 インチ = 31.496 センチ
となりました。誤差はあるものの、用途によっては十分使える精度ではないでしょうか?
残念な点はメートル法に対応していないところです。アップデートに期待しつつ、それまでは単位変換アプリ等を使う必要があります。
アイデアがユニークなだけでなく、ルーラーのユーザインターフェイスも良く考えられている、実用性を重視したアプリという印象を持ちました。
タイトル | RulerPhone | ||
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カテゴリ | App Store > ユーティリティ | ||
開発 | Ben Camens | ||
対応機種 | iPhone・iPod touch(カメラロール内の写真で使用可) | ||
価格 | 350 円 | レーティング | ★★★★☆ |