アップル、円安を反映し24時間以内にApp Storeのアプリを値上げへ

アップルが、App Storeで円安を反映した価格改訂を行うと報じられています。

【4月3日:追記】改訂が実施されました。下の記事をどうぞ。

一律20%値上げ:国内App Storeでのアプリの新価格が判明

現在のApp Storeでは、米国で0.99ドルのアプリが日本では100円で販売されており、およそ「1ドル=100円」というレートが設定されています。

現在の為替レートは「1ドル=120円」付近で推移し、大きなギャップが生じている状態です。

価格改定はこれを是正するためのもので、9to5Macの記事によると、24時間以内に実施されるとのこと。

アップルは為替レートを反映した価格改定を、2011年および2013年にも行っています。

下のグラグは、App Storeが始まった2008年7月からの、為替およびApp Storeでのレートを比較したものです。

2つのレートの乖離が広がると、それを是正するための改訂を実施していることがわかります。

app_store_exchange_rate_adjustment_2015_1

App Storeの価格は米ドルをベースとした「Tier」と呼ばれる価格表に基づいて値付けされています(例:$0.99=100円、$1,99=¥200など)。

そのため、改訂により基本的には全アプリが値上げされることになります。

一方で過去の例では、辞書などの国内向けのアプリの一部は、円ベースでの価格を維持するため改定後に値下げを行ったこともあります。

現在では、アプリの価格よりも「アプリ内課金」が重要になってきており、各社どのように対応するか見守りたいところです。

【関連記事】値上げ前に購入しておきたいiOS向け有料アプリ30+選