台湾のTSMCが、次期iPhoneのプロセッサー「Apple A10 (仮称)」を独占的に受注した、と報じられています。
韓国のElectronic Timesによると、台湾のTSMCと韓国のサムスンによって競われていた「Apple A10」の受注はTSMCが独占的に勝ち取った、とされています。
TSMCは10nmの製造ラインを立ち上げ、6月より「Apple A10」の本格的な生産に入るとのこと。
これまでにも、TSMCによるA10の単独生産の情報はありましたが、10nmプロセスに言及しているのは初めてかもしれません。
iPhone 6s/6s Plusのプロセッサー「Apple A9」では、TSMCのサムスンの2社が異なる製造プロセスで生産したことにより、性能に差があるとして物議を醸しました。
TSMCによる単独生産に戻ることで、A9のような問題はなくなりますが、万一製造に問題が発生するとiPhone 7(仮称)の発売に影響を及ぼす、というリスクを抱えることにもなります。