先日公開された「Watch OS 1.0.1」より、Apple Watchの心拍数計測方法が変更されたようです。
Apple Watchは、緑色 LEDライトとフォトダイオードにより、手首の血流量からユーザーの心拍数を計測する機能がついています。
腕に着けている間は終日10分間隔で計測し、iPhoneのアプリ「ヘルスケア」にデータを保存します。
しかしながら、5月20日に公開されたApple Watch初のソフトウェア・アップデート「Watch OS 1.0.1」から、その計測方法が変更されているようです。
下は「Watch OS 1.0」と「Watch OS 1.0.1」の心拍数のログを比較したもの。
「1.0」では10分おきに記録されているのに対し、「1.0.1」ではところどころでデータが抜けています。
バグではなく仕様
データの欠落ついて、1.0.1のバグではないかとの憶測も流れていましたが、海外サイトなどの報道によると、仕様である可能性が高いとのこと。
その根拠とされるのが、心拍数に関するアップルのサポートドキュメントのこの部分。太字がWatch OS 1.0.1の公開後に追加された箇所です。
Apple Watch attempts to measure your heart rate every 10 minutes, but won’t record it when you’re in motion or your arm is moving.
Apple Watchは10分おきに心拍数の計測を試みますが、ユーザーが移動または腕が動いているときは記録しません。
今のところAppleから正式なコメントはありませんが、ユーザーがじっとしている時だけ計測することにより、「安静時心拍数(Resting Heart Rate)」のデータのみ残すようにしたのかもしれません。
いずれにせよ、データが抜けているからといって、バグや故障を心配する必要はなさそうです。