スポーツ用ワイヤレスヘッドセット『SoundPEATS QY7』を購入してみました。
「スポーツ用」となっていますが、Bluetooth対応であればスマホ・PCからApple Watchまで、幅広く使用できます。
主な製品スペックは次のとおり:
- Bluetooth 4.1 + EDR 対応
- 充電2時間で6時間の音楽再生
- 通話に対応
- ノイズキャンセリング機能(通話時)
- 重さわずか 16.4g
充実の付属品
リーズナブルな価格のため期待はしていなかったのですが、きちんとしたパッケージに、キャリングケース、そして日本語のマニュアルが付属していました。
付属品もかなり充実しています:
- ヘッドセット本体
- USB充電ケーブル
- イヤーチップ (3サイズ)
- イヤーフック (3種類 X 3サイズ)
- クリップ
- ケーブル結束パーツ
イヤーフックが3種類もあるの無駄な気もしますが、スポーツ用にはフィット感が重要なため、選択肢が多い方がよいことは確かです。
イヤフォンのタイプは外耳道を塞ぐ「カナル型」。
音漏れが少ない一方、周囲の音も遮断するので、ランニング・ウォーキングなどでは、音量を抑えるなどして安全に配慮する必要があります。
電源ボタンは右耳側にあります。
3秒間長押しすると、電源が入り「Power On」という音声メッセージが流れます。
【追記】メーカーのFacebookアカウントによると、5月中旬にロゴのデザインが変更されたようです。
音量調節・曲送り(戻し)は、右耳側の横にあるボタンを使用。
内蔵バッテリーを充電するためのポートは左耳側にあります。
購入してから気付いたのですが、スポーツ用にも関わらず、製品仕様に防水・防滴性能に関する記述がありませんでした。
充電ポートのカバーもあまり気密性が高くないようなので、雨や汗などで濡らさないように気をつけたいところです。
iPhoneとのペアリング
箱から出したばかりの状態では、電源を入れると自動的にペアリングモードになります。
iPhoneとペアリングするには、Bluetoothをオンしてデバイスを選択するだけでOK。
接続すると、iPhoneのBluetoothアイコンの横に、ヘッドセットのバッテリーメーターが表示されます。
当たり前ですが、ワイヤレスヘッドセットは電池が切れるとただのお荷物になるので、充電および残量をチェックする習慣を付けておきたいところです。
Apple Watchとのペアリング
Apple Watchは、iPhoneと一緒に使うことが前提となっていますが、いくつかの機能は単体でも利用できます。
そのひとつが、楽曲をApple Watchに保存し、Bluetoothヘッドセットで音楽を聴くという機能です。
Apple Watchとのペアリングは、
- ヘッドセットの電源をオフ
- ヘッドセットの電源を5秒間押してペアリングモードにする
- Apple Watchで「設定」アプリ>「Bluetooth」を選択
- 「QY7」を選択
で完了。
Apple Watchから音楽を聴くには、
- Apple Watchで「ミュージック」を開く
- 画面を強く押し、オプションを表示
- 「ソース」を選択
- 「Apple Watch」を選択
でOKです。
Apple Watchとヘッドセットがあれば、エクササイズの計測をしながら音楽を聴くことができます。
ランニングなど、なるべく身軽になりたいときに便利な機能です。
お値段以上の音質
肝心の音質ですが、これも期待した以上のレベルという印象。
高音がやや弱いものの、中・低音はしっかりと出ており、バランスのとれた音だと思います。
普段ランニング用に使っているスポーツイヤフォン(有線)『BOSE SIE2i』(レビュー)と聴き比べるとさすがに違いはありますが、走っていると意外と気にならないものです。
また、ランニングをしていて気づいたのは、たまに音楽がプツっと途切れる「音飛び」があるということ。
どうもアンテナは右耳側にあるらしく、Apple Watchを左腕に着けていると、体が電波を遮断してしまうことがあるようです。
ランニングやウォーキングで音飛びが気になる場合は、Apple Watchを右腕にすれば改善するかもしれません。
価格は税・送料込みで2,699円。
まだ使い始めたばかりで、耐久性、とくに水分の侵入にどれくらい弱い(また強い)のか等は不明ですが、なによりこの値段なので、ある程度持ってくれれば元は取れる気もします。
お手頃なワイヤレスヘッドセットをお探しの方は、検討してみてはいかがでしょうか。