ゼラチン製の指でiPhoneの指紋認証の突破に挑戦してみた

ゼラチンで指の複製を作成し、iPhoneの指紋認証「Touch ID」を通るか試してみました。

こちらの記事を参考に、次のものを用意しました、

  • 食用のゼラチンパウダー
  • おゆまる

「おゆまる」はお湯に入れると柔らかくなるプラスチック粘土で、100円ショップで購入しました。

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まずは「おゆまる」で指の型を取ります。

80°以上のお湯に「おゆまる」をしばらく浸けておくと柔らかくなるので、触れることができる程度に冷ましてから指を押しつけます。

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そのまま室温で放置しておくと固まります。

写真ではよく見えませんがが、内側にはしっかりと指紋の凹凸ができています。

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次に、おゆまるで作った指の型にゼラチンを流し込みます。

しっかりとした指(?)を作るために、ゼリー等の10分の1くらいのお湯の量でゼラチンパウダーを溶かしました。

あとは冷蔵庫で30分くらい冷やして固まらせます。

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出来上がったのがこちら。

本物の指のように適度な弾力があり、水分を含んでいるのでしっとりとしています。

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iPhone 6の指紋認証機能「Touch ID」に親指を登録し、ゼラチン指でロック解除を試したところ、高い確率で成功することができました。

ゼラチン指は徐々に水分が抜けて縮むので、1〜2日程度で使えなくなります。

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実際に認証を行っているところを動画に収めたのがこちら(前半は親指の登録をしています)。

高度な技術が使われている「Touch ID」ですが、わりとローテクな複製と本物の指の区別がつかないようです。

この方法では「型」を取る必要があるため、他人のiPhoneを盗み見する用途には使えません。

もっとも、盗み見が目的ならば、こんな面倒なことをするより、よく知られた「Touch IDの脆弱性」を利用した方が簡単だったりします。

【リンク】iPhone 5sの指紋認証「Touch ID」にはやくも脆弱性が発見される