iFixitが、発売されたばかりの「iPhone 6」を入手し、恒例の「Teardown (分解)」の様子を公開しています。
iFixitはアメリカの会社ですが、いち早く入手が可能なオーストラリアで出張分解を行ったそうです。
購入した店舗には、1,000人もの行列ができていたとのこと。
やはりiPhone 6 Plusの品不足はどこも同じようで、50台しか在庫がなかったようです。
分解はまず、Lightnigコネクタの両脇にあるネジを外すところからはじまります。
iPhone 5sでは、ホームボタンの裏にTouch ID用等のケーブルがあり、勢いよく開けてしまうと壊してしまうという落とし穴があったのですが、iPhone 6 Plusでは改良されているとのこと。
内部をみると、やはりバッテリーが大部分を占めていることが分ります。
バッテリーは、3.82V 2,915mAhで、iPhone 5s(1,560mAh)のほぼ2倍もあるとのこと。
【関連記事】iPhone 6・iPhone 6 Plus、最大の魅力はバッテリーの性能?
iPhone 6とiPhone 6 Plusの違いのひとつである、iSight(背面)のカメラモジュール。
6 Plusのカメラは、光学式手ぶれ補正を搭載しており、レンズの周囲にあるコイルでレンズを動かす仕組みのようです。
【参考記事】iPhone 6に搭載!?〜アップルが光学手ブレ補正の特許を申請していたことが判明
メインボードには、Apple A8チップ、nano-SIMスロット、RF系のチップなどが裏表両面にぎっしりと並んでいます。
- Apple A8 1GB LPDDR3 RAM
- NXP LPC18B1UK ARM Cortex-M3 (M8モーション・コプロセッサー)
- Qualcomm MDM9625M LTE モデム
- NXP 65V10 NFC モジュール + Secure Element
アップルによる改良の跡が各所に見られるそうですが、その一例がボタンの内側に追加されているラバー製のガスケット。
隙間から水や湿気が侵入するのを防ぐことで、故障の防止に役立ちそうです。
iPhone 6・6 Plusが防水仕様になる、という噂が流れたことがありましたが、もしかするとこの辺りを拡大解釈してしまったのかもしれません。
ホームボタン裏のケーブルやバッテリーの取り外し易さなどが評価され、iFixitの修理しやすさの指標では、10段階の「7」となっています。
「6」だったiPhone 5sよりも、若干修理がし易くなっているようです。
手順やパーツ類の詳細な説明など、分解の全貌は、iFixitのサイトで確認できます。
【リンク】iFixit – Teardown – iPhone 6 Plus
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