アップルが、画面にサファイアクリスタルを採用したiPhoneを試作していると報じられています。
台湾のApple Dailyによると、アップルの製造パートナーであるFoxconnが、深圳の工場でサファイアクリスタルを採用したiPhoneの製造テストを開始したとのこと。
初回のテストは100台程度と少ないものの、次期iPhoneへの採用に向けた大きなステップ、と報じています。
また、 アップルにサファイアクリスタルを供給するSynopsysとBern Opticsの2社が、最近になってカッティングマシンなどの設備を大幅に増強しており、大量生産を見据えた動きとして注目されているとのこと。
「人工サファイア」であるサファイアクリスタルは、ダイヤモンドに次いで硬く(モース硬度9)、またゴリラガラスよりも割れにくいというメリットがある一方で、密度が高く重いことや、製造にコストがかかるといったデメリットもあります。
サファイアクリスタルは既に、iPhoneのレンズカバーおよびiPhone 5sのTouch IDに採用されていることが知られています。
大型化が噂される次期iPhoneの画面に使うとなると、技術面・製造コスト面で様々なハードルがありそうですが、既に大量生産の目処が立っているのかもしれません。