米国の特許商標庁が、アップルによる光学手ブレ補正の特許申請書類を公開しています。
公開された特許申請書類は、カメラレンズアクチュエーターに関するもので、ひとつのモジュールでオートフォーカスおよび手ブレ補正を行うとしています。
マグネットとコイルによってレンズを5つの方向(DOF)に動かすことができ、デバイスに伝わるブレや振動を打ち消すことで、シャープな静止画・動画を撮影できるようです。
記事によれば、発明者としてこの申請に記載されている人物は、英国でスマートフォン向け手ブレ補正技術を開発するCambridge Mechatronics社の元技術者だったとのこと。
アップルが製品開発に必要な技術者を他社から「引き抜く」ことは珍しなく、今回も将来のiPhoneなどへの活用を見据えた獲得だったのかもしれません。
公開されたのは2014年1月9日ですが、申請そのものは2012年10月25日に提出されており、その間に実用化に向けた技術開発が進んでいることが予想されます。
iPhoneの次期モデル「iPhone 6 (仮称)」に搭載される可能性も十分ありそうです。