フォーカルポイントから発売されたiPhone 5専用のバッテリー内蔵ケース『mophie juice pack air for iPhone 5
』を購入、試してみました。
歴代のiPhoneのバッテリー性能を比較すると、スペック上は大差がないようですが、代を重ねるにつれて電池の持ちが悪くなっていると感じる人も少なくないようです。
そのためモバイルバッテリーが必須アイテムとなりつつありますが、荷物が増える、充電や携帯するのを忘れがち、といった問題もあります。
iPhoneの駆動時間を伸ばしつつ、荷物を最小限にしたいという方向けの製品が、この『juice pack air for iPhone 5
』です。
パッケージの内容は、バッテリー内蔵ケース本体・microUSB-USBケーブル・パススルーイヤフォンケーブルの3点。
メーカーのmophieは、iPhone向けのアクセサリーで有名ですが、薄型バッテリー内蔵ケースのパイオニアとしても知られています。
製品名の「air」は、薄型・軽量を目指してデザインされていることに由来しているようです。
ケースの内部にLightningコネクタのオスが内蔵されており、ケースをしたままでiPhoneへの給電することが可能。
もちろんアップルの「Made for iPhone (MFi)」を取得しており、安心して使用できます。
ケースは2つのピースで構成され、上のパーツにiPhone 5をスライドさせて、下のパーツを嵌めるという仕組みになっています。
ケースのエッジは液晶面には触れておらず、保護フィルムやガラスフィルムと干渉する心配はありません。
また、下のパーツの前面に2つの穴があり、マイクとスピーカーを塞ぐこともありません。
厚さは16ミリで、一般的なケース(10ミリ前後)と比較すると厚みがあるのは確かですが、バッテリーを内蔵していることを考えれば、健闘しているといえそうです。
ケースの重さは76.8グラムで、iPhone 5と合わせると約188.8グラムになります。
また、バックパネルが手に馴染むカーブを描いているため、ホールド感はむしろ向上している印象です。
カメラの周囲は大きく開口しており、フラッシュの映り込みを防ぐ形状・カラーになっています。
内蔵バッテリーおよびiPhoneの充電は、付属のmicroUSBケーブルで行います。
バッテリーの残量はボタンを押すと4つのLEDで表示。iPhoneへの給電は右のスイッチでオン・オフができます。
バッテリーの容量は1,700mAh。
iPhoneを完全に放電した状態からテストしてみたところ、87%まで充電することができました(充電時間は1時間17分)。
注意したいのは、miroUSBケーブルではiTunesとの同期ができない仕様になっていること。Wi-Fiで同期をするか、ケースを外してLighitningケーブルで行う必要があります。
また、イヤフォンジャックが奥まってしまうため、純正のイヤフォンがほぼ埋まい、抜き差しが不便だという点。
イヤフォンの抜き差し頻度が高い方や、L字のイヤフォンジャックの場合は、付属のパススルーケーブルを使ったほうがよさそうです。
カラーバリエーションは、ブラック・ホワイトに「(PRODUCT) RED」を加えた3色になっています。
使ってみて気づいたのは、汎用のmiroUSBで充電ができるため、予備の高価なLightningケーブルを用意しなくてもよいこと。
万一の場合でも、借りたり入手しやすいというメリットがあります。
価格は10,800円(税込)で、現在(記事掲載時)は9,800円前後で販売されているようです。
厚み・重さが増すものの、モバイルバッテリーとケーブルを持ち歩く煩わしさ、バッテリー残量を心配しながら使うという煩わしさか解放されます。
バッテリーが1日持たないことが多い方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。