iPadの次期モデル「iPad 5 (仮称)」用とされるケースをチェックしてみました。
入手先はこの種のケースが大量に生産されている中国。Fedexで送られてきました。
カラーは半透明の無色で、素材はTPU(熱可塑性ポリウレタン)のようです。
ケースを上からみると、イヤフォンジャック・マイク・パワーボタン・カメラ用の穴を確認できます。
特徴的なのは、中央のマイクの向こう側に開いているもう一つの穴。iPad miniの発売直後によくみられたケースを彷彿とさせます。
【関連記事】iPad mini用のケースを購入する際はマイクの位置に注意
下側にはスリットで分割された穴が開いています。
中央がLightningコネクタ、その両脇がスピーカーという、iPad miniと同じデザインをイメージさせます。
カメラの周辺部分。
思ったよりも品質がよく、エッジの処理も丁寧で、バリもほとんどありません。
現行モデルの第4世代iPad (Retinaディスプレイモデル)の上にのせてみました。
タテ方向のサイズは、ほぼ現行モデルと同じようです。
下からみたのがこちら。
iPadが左右に1.5センチ程度はみ出しているのがわかります。
よって同然ながら第4世代iPadに装着することはできません。
角を合わせると、下の写真のように横幅が3センチほど小さいようです。
このケースはより薄い筐体向けに作られているようで、第4世代iPad(厚さ9.4ミリ)にはフィットしません。
ソフトなケースなので無理矢理入れてみたのがこちら。
明らかにボタンやカメラの位置が合っていません。
試しにiPad miniと合わせてみました。
縦横のサイズは異なるものの、カドに合わせるとピッタリとフィットします。
厚さはiPad mini(7.2ミリ)とほぼ同じようです。
試しにカメラのあるカドを合わせてみると、若干のズレがあるものの、ほぼ合っていることがわかりました。
ケースの内寸を測ったところ、第4世代iPadよりも横幅で約22ミリ、高さで約5ミリ小さいことが分りました。
このケースから想像できるiPad 5の特徴をまとめると、
- iPad miniとよく似たバックパネル
- iPad mini並の薄さ(約7.2ミリ)
- ベゼルの左右が狭い(約22ミリのスリム化)
となります。
気になるのは、Retinaディスプレイの重い画像処理を支えるだけのバッテリーをこの薄い筐体に詰め込むことができるのか、という点。
また過去には、ケースが先に流通しつつ実際には発売されなかったという事例もあるため、iPad 5がこのケースのデザインで発売されるという保証はありません。
一方で、アップルが厳格な秘密主義を貫いているにも関わらず、新製品発表の数時間後には対応ケースが発売されるという、なんとも不思議な現象が起きていたりもします。
おそらくアクセサリーメーカーは、私たちが普段ネットで目にする噂やリーク以上の情報を入手し、水面下で着々と準備をしているのではないでしょうか。
iPad 5に関する記事はこちらをどうぞ: