ソフトバンクモバイルが、iPhone 5でのテザリング・オプションの提供を、本日2012年12月15日より開始しています。
テザリングにより、iPhone 5をLTE回線のモデムとして利用することができ、これを経由してPC/MacやWi-Fi版のiPadでインターネットに接続することが可能になります。
サービスを利用するには、料金プランが「パケットし放題フラット for 4G LTE」かつテザリング・オプションへの加入が必要。
テザリング・オプションは有料(525円/月)のオプションですが、12月31日までに申込むと2年間無料となるキャンペーンが行われています。
テザリングを使用するには、「設定」アプリを立ち上げ、
「一般」>「モバイルデータ通信」>「インターネット共有」
へと進み、「オン」にします。
「LTEをオンにする」は必須ではありませんが、あえてオフにする必要もないのでそのままに。
「インターネット共有」にも説明があるとおり、テザリングには3通りの接続方法があります。
1. Wi-Fiによる接続
まさにiPhone 5をWi-Fiルーターのように利用する方法。
インターネットを利用したいデバイス(iPadやPC/Mac)のWi-Fi設定を開き、Wi-Fiルーターとして表示されているiPhone 5に接続します。
接続の際に使うパスワードは、iPhone 5の「インターネット共有」に表示されている「Wi-Fiのパスワード」を使用します。
2. Bluetoothによる接続
Wi-Fiの代わりに、Bluetoothを経由して接続する方法。
バッテリー消費がWi-FIよりも少ないというメリットがあるようですが(要検証)、回線速度が落ちる(遅い)というデメリットもあります。
3. USBケーブルによる接続
PC/MacとiPhone 5をUSBで接続する方式。PC/Mac側から給電しながら接続できるので、iPhone 5のバッテリーを気にせず利用できます。
接続方法による速度の違い
Wi-FiおよびBluetoothによるテザリングの通信速度の違いを、簡単にテストしてみました。
測定にはiPad mini Wi-Fiモデルと速度を測定する無料アプリを使用。
Speedtest.net Mobile Speed Test
ユーティリティ:9.7 MB
価格:無料
対応:iPhone・iPod touch (iPad互換)
開発:Ookla
それぞれ3回測定した結果がこちら。上がBluetooth、下がWi-Fiによるものです。数字は左から、下り・上り・Pingとなっています。
ばらつきがあるものの、やはり速度にはかなりの違いがあるようです。
ソフトバンクのiPhone 5向け料金プランでは、データ通信量が「7GB/月」または「1GB/直近3日間」を超えると、通信速度制限の対象となるようです(詳細はこちら)。
テザリングを利用する際、とくに動画の再生などには注意が必要です。