iPhoneの液晶画面を保護する強化ガラス製のプロテクター『USG ITG – Impossible Tempered Glass
』を購入、試してみました。
以前にも別のメーカーのをレビューしましたが、ガラス製のプロテクターは樹脂製に比べてキズに強く耐久性に優れているため、人気を集めているようです。
この製品はiPhone 5用とiPhone 4・4S用の2種類があり、今回はその両方を購入してみました。
下はiPhone 5用のパッケージに含まれているもの。iPhone 4・4S用には、なぜかホームボタンシールが付属していません。
商品説明では貼り直し可、とありますが、粘着力が落ちたり端が浮いたりする可能性があるため、一度で正確に貼付けたほうが良さそうです。
実際に貼る前にiPhoneに重ねて位置を確かめておくと、失敗が少なくなります。
iPhone 5に装着したところ。
十分に掃除をしたつもりですが、ホコリが1つ入ってしまいました。
湿度が下がるこれからの季節は静電気でホコリを吸い寄せやすいので、注意したほうがよさそうです。
製品のスペックでは、「0.4ミリの強化ガラス」を使っているとあります。
横からみると結構な厚さがあることが分かります。
重さも約9グラムあり、貼る前と後で違いがわかるほど重くなります。
厚さを最も実感できるのはホームボタンの周辺です。
プロテクターの厚さの分だけ指を深く押し込むことが必要になるため、ホームボタン用のシールが付属しています。
ガラスの透明度は申し分なく、またタッチパネルの反応にも影響はないようです。
表面のコーティングにより、iPhoneのガラスパネルのようなツルツルとした手触りがします。
以前レピューを掲載したものと同様に、カッターや鍵などで擦ってみましたが、キズは全く付きませんでした。
「キズに強い」という宣伝文句は間違いないようですが、厚さ気になったので計測してみました。
すると、厚さは0.4ミリではなく、実際は「0.65ミリ」ほどあることがわかりました。
プロテクターの端を剥がして確認してみたところ、どうやら次のような構造になっているようです。
- 強化ガラス層
- 飛散防止用接着剤(?)
- 樹脂フィルム
- シリコン製粘着シート
表面のガラス部分だけを計測すると、確かに0.4ミリなので商品説明にウソはありませんが、その下の層が0.25ミリもあるため、思ったよりも厚いと感じるのかもしれません。
気になったので、iPhone 4・4S用と、以前レビューをした『SGP GLAS.t for iPhone 5』(レビュー)も同様に計測してまとめたのが下の表です。
商品説明では、iPhone 4・4S用より薄くなっているiPhone 5用が薄いと勘違いしそうですが、実際は同じ厚さでした。
また、iPhone 5用の2社の製品を比べてみたところ、構造・厚さ・硬さ(引っ掻きテストを実施)に違いがみられず、実際は同じ製品である可能性もありそうです。
製品名 | USG-Impossible Tempered Glass |
USG-Impossible Tempered Glass |
SGP GLAS.t |
対応機種 | iPhone 4・4S | iPhone 5 | iPhone 5 |
厚さ (スペック) |
0.55 | 0.4 | 0.4 |
厚さ (実測) |
0.65 | 0.65 | 0.65 |
ガラスのみ の厚さ(実測) |
0.40 | 0.40 | 0.40 |
横道にそれましたが、下はパワーサポートの『エアージャケット』(レビュー)と組み合わせてみたところ。
このケースは淵がiPhoneの液晶よりも若干はみ出るように作られていますが、プロテクターの方が厚みがあるため、逆にケースよりも上にくるようになります。
アルミ製のバンパー『SWORD5』(レビュー)に装着したところ。
バンパーとの干渉はみられませんでした。
こちらはiPhone 4・4S用を、4Sに装着してみたところ。
画面に浅いキズが何本か入っていましたが、プロテクターの粘着面がそれを埋めてくれたようで目立たなくなりました。
iPhone 4・4S用は面積が小さいため、iPhone 5用よりも1グラム軽い8グラムとなっています。
価格はiPhone 5用が2,940円(税込)、iPhone 4・4S用は2,625円(税込)で販売されています。
耐久性・手触りともに樹脂製のフィルムよりもよく、0.4ミリではなく実際には0.65ミリあることや重量の増加に目をつぶることができれば、検討してみる価値があるかもしれません。