お台場の日本科学未来館で、Googleマップの歴史についての企画展が開催されています。
「Googleマップの歩みとストリートビュー」と題されたこの展示では、グーグルの8年間に渡る地図への取組みを学んだり、実際に使われている機材をみることができます。
展示の目玉は、世界各地の路地をくまなく巡り、ストリートビュー用の画像データを集めている撮影機材を間近にみることができることです。
下はトヨタプリウスのルーフにカメラを載せたもの。ラッキーなひとは見かけたことがあるかもしれません。
開始当初は機材も多く、大型のバンを使用していたそうです。
こちらは三輪車型の「ストリートビュートライク」。
車の入れない場所を撮影したり、ボートにそのまま載せて水上を撮影することもできるとか。
下は手押しタイプの「トロリー」のカメラ部分。まるでプラネタリウムの投影機のようです。
ぐるりと囲んだディスプレイで、グーグルアースを体験できるコーナーもありました。
「Googleマップの歩み」では、グーグルが地図サービスの参入した8年前から現在にいたるままでの歴史を、壁一面に時系列で解説されています。
iOS 6でアップル製の地図に切り替わったことで、それまで当たり前のように使っていたグーグルマップの便利さを改めて実感したひとも少なくないはずです。
現在のGoogleマップが長い年月をかけて育まれたことを知ると、アップルが現在直面しているチャレンジの大きさについても考えさせられます。
企画展示の開催期間は、2012年10月29日(月)~11月7日(水)、11月15日(木)~11月29日(木)。
コンテンツの量は決して多くありませんが、実物の機材をみたいひとにはよい機会だと思います。
明日11月3日(土)は、科学未来館の常設展示も無料で解放されるので、お台場方面にお出かけの方は立ち寄ってみてはいかかでしょうか。
【リンク】日本科学未来館