【レビュー】iPhone 5を5回・iPad miniを1.6回フル充電できる大容量バッテリー『cheero Power Plus』

cheero_battery_review_iphone_ipad_0.jpg

10,000mAhという大容量ながらお手頃な価格で人気のあるモバイルバッテリー『cheero Power Plus
』を購入してみました。

このバッテリーは、実売価格2,780円というリーズナブルな価格ながら、

  • 10,000mAhの大容量
  • 2つデバイスを同時に充電可能
  • 2.1Aの高出力で急速充電
  • 見やすい残量インジケーター
  • 豊富な付属ケーブル
  • 半年の保証付き

といった機能と性能が高く評価され、アマゾンの販売ランキング(家電・カメラ部門)でトップを取り続けている人気の製品です。

cheero_battery_review_iphone_ipad_1.jpg

パッケージには、USBケーブルと6種類のアダプタ、それらをまとめて携帯できるキャリングバッグが付属。

アダプタにはDockコネクタが含まれていますが、さすがにLightningコネクタは無いので、iPhone 5以降のデバイスを充電するには別途ケーブルが必要になります。

cheero_battery_review_iphone_ipad_2.jpg

サイズは116 x 74 x 22(ミリ)。下の写真は比較のためにiPhone 4Sと並べたものです。

重さは258グラムで、iPhone 4Sの2台弱あり、手に取るとズシリと感じます。

cheero_battery_review_iphone_ipad_4.jpg

給電用のポートは、1.0Aと2.1Aの2つを装備。同時に2台のデバイスを充電することができます。

内蔵バッテリーの充電はmicroUSB端子から行います。ACアダプタは付属しておらず、フル充電には15〜18時間かかります。

cheero_battery_review_iphone_ipad_5.jpg

内蔵バッテリーの残量は5つのLEDで表示。本体の上のボタンを押すと、数秒間表示されます。

給電オン・オフ用には、これとは独立したスイッチが本体横にあり、間違ってオンにしてしまうという心配はありません。

cheero_battery_review_iphone_ipad_6.jpg

性能を確かめるために、完全に放電した状態のiPhone 5およびiPadを何回フル充電できるかテストしてみました。

結果は、iPhone 5で5.1回分、iPad miniで1.6回分充電することができました。

通常iPhoneのフル充電には2,200〜2,300mAhが必要なため、計算上5回未満となるはずですが、このバッテリーではなぜか5回フルに充電することができました(念のため2回計測)。

理由は不明ですが、内部で電圧を変換(3.7V→5.0V)する回路が優秀で、ロスが少ないのかもしれません。

また、iPad miniを2.1A出力ポートで充電したところ、0%→100%に3時間17分かかりました。

iPad mini付属のACアダプタでは4時間21分だったので、約1時間短縮できることになります。

【参考記事】レビュー:iPad miniは100分短縮〜iPadを最速で充電できる『Apple 12W USB電源アダプタ』

cheero_battery_review_iphone_ipad_7.jpg

以前にも10,000mAhの容量を謳うバッテリーをレビューしたことがありますが、実質的な充電性能はスペックに現れない部分に隠されているのかもしれません。

iPhone・iPod・iPadだけでなく、Wi-FiルーターはじめUSB充電に対応したあらゆるデバイスに利用できます。

外出時・アウトドア・災害時など、長時間わたり電源にアクセスできないときに頼りになるバッテリーではないでしょうか。