【レビュー】iPad miniは100分短縮〜iPadを最速で充電できる『Apple 12W USB電源アダプタ』

アップルから発売された『Apple 12W USB電源アダプタ
icon
』を購入、試してみました。

この新しいアダプターは、出力をこれまでの10Wから12Wへとアップし、アップル純正のUSB電源アダプターの中で最も早く充電できるアクセサリーです。

歴代のiPhone・iPod touch・iPadの全てのモデルはもちろん、iPodシリーズでも使用することができます。

apple_12w_usb_power_adapter_0.jpg

この12Wアダプターは、単体での販売に加え、第4世代のiPadにも付属しています。

iPad miniやiPhoneに付属している5Wのアダプター(左)との比較。

サイズは12Wの方が大きいものの、プラグが折畳み式のため、持ち歩く際にはそれほど気になりません。

apple_12w_usb_power_adapter_1.jpg

iPad miniのバッテリーは、容量がiPhone 5の約3倍もあるにも関わらず、iPhoneと同じ5Wのアダプターが付属しています。

【関連記事】iPad miniの充電アダプターはiPhone 5と同じ〜充電にかなりの時間を要する恐れ

そこで、12Wのアダプターを使うと、どのくらい早く充電できるのか試してみました。

まずは付属の5Wのアダプタで充電してみます。簡易ワットメーターは6.3W付近で推移。

完全に放電した状態から100%まで、4時間25分(265分)かかりました。

apple_12w_usb_power_adapter_2.jpg

次に12Wのアダプターで充電してみました。ワットメーターは12W付近を指しています。

時間は2時間40分(160分)で、105分短縮されました。

iPad miniを充電する際は、付属の5Wアダプターよりも、12Wのアダプターを使った方が圧倒的に早いことになります。

急速に充電することでバッテリーへ影響があるのか不明ですが、アップルの純正品であり、また、対応機種にiPad miniも含まれているので心配はなさそうです。

apple_12w_usb_power_adapter_3.jpg

iPad miniのように、iPhone 5も12Wアダプターで早く充電きるか試してみました。

結果は、付属の5Wアダプターで1時間59分(119分)、12Wでは2時間10分(130分)でした。

ワットメーターで計測してみたところ、どちらも6W付近で推移しています。

iPhone 5は仕様上12Wの充電はできないようです。

apple_12w_usb_power_adapter_4.jpg

また、第3世代のiPadで、付属の10Wと新しい12Wで検証したところ、それぞれ5時間11分(311分)と4時間43分(283分)となりました。

割合にして9%程度の向上なので、10Wから買い替えるほどのメリットはなさそうです。

今回試した中では、iPad miniのみ充電時間が大幅に短縮されることがわかりました。

iPad miniユーザーで予備の純正アダプターを購入する方は、12W版も検討してみてもよいかもしれません。

記事に登場したアイテム