発表を目前に控えたiPhoneの次期モデル「iPhone 5 (仮称)」のモックアップが販売されていたので、購入してiPhone 4Sと比較してみました。
このモックアップは、楽天で「展示用模型」として販売されているもので、ブラックとホワイトのバージョンがあったので両方買ってみました。
印刷されたホーム画面には純正アプリだけでなく、「Angry Birds Space」や「Fruit Ninja」などの人気アプリに加え、中国語圏でポピュラーな「QQ」のアイコンまでもあったりします。
素材はすべて樹脂でオモチャのような印象を受けますが、カメラ周りやツートンデザインなど、本物に近づけようとしている努力の跡も伺えます。
iPhone 4S(上)と重ねてみたところ。
確認しづらいですが、小型のドックコネクタやイヤフォンの移動など、これまでリークしている情報と一致しています。
サイズを計測してみたところ、123.8 x 58.6 x 7.5 (mm) でした。
横幅はiPhone 4Sと変わらず、縦方向に8.6 (mm)増加、厚さが1.8 (mm)減少していることになります。
手に持った感触では、長くなったせいか横幅が細く感じられます。
ちなみに重さは116gでしたが、ちょっと軽すぎるため参考にならないかもしれません。
重ねて横からみたところ。たった8.6ミリながら、かなり縦に伸びた印象を受けます。
iPhone 5ではnano-SIMが採用されるとの噂ですが、このモックではmicro-SIMのままのようです。
本体の上部は、イヤフォンジャック、ノイズキャンセリング用のマイクがなくなり、かなりスッキリとしています。
電源・スリープのボタン位置・大きさに変更はありません。
横からみたところ。
ボリューム・ボタンがやや小振りになっています。
先日購入したiPhone 5用のケース(レビュー)を装着してみました。
予想はしていましたがサイズはピッタリで、隙間・たるみ等は見受けられません。
カメラ・フラッシュの周辺も、正確に切り取られています。
真ん中にある第3の穴は、本体上から移動したノイズキャンセリング用のマイクでしょうか。
本体下の部分。
イヤフォン用の切り抜き、小型ドックコネクタなどの位置も一致しています。
サイドのボタン類をみると、ボリュームボタンの位置に若干のズレが見受けられます。
ケースとモックアップで明らかにズレているところは、このボタンだけのようです。
ケースとモックアップは異なるショップから購入したものですが、フィッティングに問題はなく、ボリュームボタンのズレも許容範囲だと思います。
しかしながら、購入ルートは別ながらデータの出所が同じという可能性もあり、これがiPhone 5のデザインを裏付ける証拠となるかどうか微妙なところかもしれません。
また、モックアップを手に、大型化した画面でのフリックやタップのシミュレーションをしてみたところ、親指を使った片手での操作がギリギリ行えるという印象を受けました。
縦長に微妙にサイズをアップするというのは、既存モデルのユーザーが違和感を感じることなく使えることを重視した上での、画面の大型化なのかもしれません。