iPhoneの次期モデル「iPhone 5 (仮称)」のバッテリーとされる画像が掲載されています。[source: 9to5Mac ]
連日のようにiPhone 5のパーツ類の流出が報じられていますが、今回はリチウムイオンのバッテリーパックとされるものを撮影した画像です。
画像から読み取れる情報は、
- 容量:3.8V 1,430mAh 5.45 Whr
- 製造:2012年6月
- メーカー:サムスン (中国製)
といったところ。
外寸の情報はなくサイズは不明ですが、iPhone 5が薄型化することから、バッテリーパックも体積を維持しつつより薄型になっているかもしれません。
デザインの変更がわかるバックパネル・フロントパネルなどに比べ、バッテリーの画像は地味ではありますが、重要な情報が隠されている可能性もあります。
iPhone 4Sのバッテリー(3.7V 1,420mAh 5.30Whr)と比較すると、容量は若干の増量にとどまっています。
iPhone 5は、
- 画面を3.5インチから4.0インチへ拡大
- 次世代通信規格LTE対応
といったバッテリーへの負荷が増大する要因があることが知られています。
これに対応するには、バッテリーを大型化するか、大幅な省消費電力化をする必要がありますが、今回のリークが本物であれば、アップルは後者を選択したということになります。
LTEへの対応は、Qualcomm社の28nmプロセスによるチップを採用することで消費電力を抑制。
また、プロセッサー(Apple A5?)も、iPhone 4Sの45nmプロセスから32nmへと移行することで、大幅に消費電力を抑えることができるはずです。
シークレットアップデートを行ったiPad 2の場合、使用時間が最大で30%も向上したという実績があります。
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おそらくアップルは、インセル型タッチパネルによる薄型化・画面の大型化をしつつ、従来と同じ使用時間を実現した、という点をアピールしたマーケティングを行うつもりかもしれません。
iPhone 5は早ければ9月中旬にも発表・発売されると予想されています。