3月末から国内での販売が開始された『Nike+ SportWatch GPS』に新色が追加されたので、購入・試してみました。
『Nike+ SportWatch GPS』は、GPSでランニング・ウォーキング中の位置情報を記録し、距離・ペース・ルートを表示・履歴として残す腕時計タイプのデバイスです。
以前にも輸入版のレビューを掲載したことがありますが、国内で発売されたことに加え、新色「ブルー」が追加されたのでチェックしてみることにしました。
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パッケージには、本体の他にUSB延長ケーブルとマニュアル(日本語を含む)が含まれています。
注意したいのは、以前は付属していたフットセンサー(Nike+対応シューズの底に埋め込むセンサー)が省かれているという点。
そのぶん販売価格が若干安く設定(2,100円)されているので、既にセンサーを持ってるひとにとっては、この別売り方式の方が嬉しいかもしれません。
一通り試用した限りでは、本体の性能・機能面での変更は見受けられませんでした。
大型の液晶はくっきりとしたコントラストで、走りながらでもフォームを崩すことなく確認できます。
ボタン類は、本体の左側に上下と決定ボタンの3つを配列。
バンドの調節幅が広く、腕の細さ・太さに関わらず使用することができます。
本体の重さは約66gと軽量ですが、画面がそれなりの大きさがあるので、腕の細いひとや女性はかなり大きく感じるかもしれません。
バンドの先端にUSB端子が隠れており、Mac/PCに接続して充電・記録データのアップロードを行います。
Macに接続して充電しているところ。
デスクトップなどでUSBポートが遠い・隠れている場合は、付属の延長ケーブルを使うと便利です。
データのアップロードおよび本体の設定は、Mac/PCように無償で配布されてるソフト『Nike+ Connect』で行います。
ランニング中は画面が上下に分割されて表示されますが、表示する内容をカスタマイズすることもできます。
筆者は、上段に現在のペース(時間/km)・下段に距離、という組み合わせで使用しています。
携帯の基地局・Wi-Fiの補助が得られるiPhoneとは異なり、GPSの衛星を捉えるまでに数十秒かかることがあります。
空が大きく見渡せる場所に出て、準備体操をしながらリンクされるのが待つのがおすすめです。
基本的にGPSのみでランニングを記録してくれますが、建物が多いルートではフットセンサーと併用した方がよいかもしれません。
また、別売り(国内では未発売)のハートレート・センサーとリンクすると、ランニング中の心拍数をモニターできます。
通常は必要ありませんが、フルマラソンなど将来本格的なトレーニングをするようになった際には、あると役に立つ機能だと思います。
記録されたデータはNikeのサイトにアップロードされ、Mac/PCで詳細を確認することができます。
アップロードされたデータは履歴として保存されるので、iPhone・iPod touchから確認することもできます。
ウォーキングや軽いジョギング程度であれば、iPhoneのアプリ『Nike+ GPS』で十分だと思います。
継続してランニングをしたり、マラソンなどのレースに参加する方におすすめします。