プリンストンから発売されているスマートフォン・タブレット用スタイラス『Jot Pro
』を購入してみました。
スタイラスはペンと同じように握ることができ、指先よりも自然に文字やイラストをかくことができますが、そのほとんどがペン先が太く、画面に触れている場所が隠れてしまうという問題があります。
この『Jot Pro
』は、ペン先に透明のディスクを採用することで、普通のペンと同じように接地している箇所を確認しながら、より正確にラインを描くことができるスタイラスです。
本体はアルミとステンレスによるしっかりとした造り。
カラーバリエーションは、写真の「シルバー」の他に、「ブラック
」と「ブルー
」があります。
最大の特徴である先端部分は、ボールジョイントにより最大で40°まで自由に傾きます。
これにより、どの角度でペンを握っても、常にディスクが画面に接している状態を作り出します。
ディスクの中央には金属の部分があり、これによりタッチパネルが反応してくれます。
触っても突起は感じませでしたが、画面への影響が心配な方は、液晶保護フィルムと併用した方がよいかもしれません。
ペンの先端およびお尻の部分にはスクリューがあり、キャップをネジでしっかりと閉めることができます。
キャップおよびペン先のディスクが破損・紛失した場合は、プリンストンダイレクトで交換部品を購入することができます。
また、グリップの内部に内蔵されたマグネットにより、iPad 2のフレーム部分に固定することもできます。
このまま持ち歩くには不安定ですが、立てかけても落ちないほどしっかりとくっつきます。
安いペンではないので、紛失防止用としては役立つかもしれません。
肝心の使い心地は、想像以上にペンに近い印象です。
透明なディスクの滑りがよく、また他のスタイラスの先端のような妙な弾力がないので、普通のペンで書いているのとあまり変わりません。
また、ペンの先端が見えることによるメリットは予想以上で、小さな文字・細い線でも思い通りにかくことができます。
タッチパネルに対応しているので、もちろんiPhone・iPod touchでも使用可能。
細かく書けるため、むしろ画面の小さいモデルこそ、威力を発揮するといえるかもしれません。
キャプを閉じるとスティック状のすっきりとしたデザインになります。
クリップが付属していないという点は、ひとによっては不便に感じるところかもしれません。
同じペン先の構造で、マグネットとラバーグリップを省いて価格を抑えた『Jot
』も販売されています。
見ためが少し変わっているので、使ってみないとこのアイデアの良さは理解しにくいかもしれません(私もそうでした)。
すでに他のスタイラスを使用していて、上に挙げたような不満を持っているひとは、検討してみる価値があると思います。
製品名 | Jot Pro |
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製造 | adnit | ||
ショップ | アマゾン / 楽天市場 |
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サイズ・重量 | 10 x 140 (mm)、約23 (g) | ||
参考価格 | 2,480 円 (税込) |