『AutoPainter
』は、画像を元に自動的に絵画を描いてくれるアプリです。
単に写真を絵画風に加工するアプリとは異なり、下塗りから完成までの制作工程を眺めて楽しむことができます。
水彩画やゴッホ・セザンヌといった巨匠のモードがあり、1枚の写真からまったく異なる印象の作品ができあがります。
開発者のデモ動画がこちら(時間を縮めてあります)。
元となる写真は、新たにカメラで撮影するか、カメラロール・ライブラリから選択します。
必須ではありませんが、人の顔のような細部の特徴を残したいところは「Portrait Mask」を指定することができます。
ブラシのアイコンをタップし、次の画面でマスクをかけたい場所を指でなぞります。
次に作風を4つのモードから選択します。
- Aquarell:絵の具のにじみ、下絵の鉛筆などが再現された水彩画
- Benson: 印象派の画家・フランク・ベンソン風の絵
- Cezanne:ポール・セザンヌの後期の作品風
- Van Gogh:ゴッホの星月夜風。夜景に最適。
モードを選ぶと自動的にペインティングの準備が開始されます。
ペインティングは下絵から始まり、徐々に細部が追加されていきます。
デバイスにもよりますが、1枚の絵が完成するまでに約2分間かかります。
元になった写真(上)と、「Benson」モードで描いた作品(下)です。
なかなか雰囲気のある絵ができあがります。
夕焼けの写真を使って「Van Gogh」モードで試してみます。
下塗りの時点では、完成する絵がまったく想像できません。
筆が進むにつれて細部が描きこまれていき、次第に元の画像に近くなってきます。
拡大してみると、特徴ある筆遣いが再現されていることを確認できます。
元の画像と完成した作品です。「星月夜」風にみえなくもありません。
作品の完成に時間がかかりますが、その過程を眺められることで、楽しみながら待つことができます。
単なるエフェクト系のアプリとは違った面白さがあり、いろいろと試してみたくなるアプリです。
iPadユーザーの方は『AutoPainter HD
』をどうぞ。
AutoPainter
写真/ビデオ:9.9 MB
価格:¥85
対応:iPhone・iPod touch (iPad互換)
開発:Mediachance