発売を14日に控えた「iPhone 4S」の性能をテストしたベンチマークの結果が公開されています。[source: AnandTech ]
先日のアップルによるスペシャルイベントで、iPhone 4Sの性能について、
- デュアルコアのApple A5チップを搭載
- プロセッサー速度が最大2倍
- グラフィクス速度が最大7倍
と発表されています。
今回、AnandTechが公開したベンチマークテストの結果をみる限り、アップルが謳う性能向上が裏付けられているようです。
まずはMacやiOS用のベンチマークとして広く使用されている『GeekBench』によるもの。
スコア(数値)は「GeekBench」独自のもので、値そのものよりも機種間の性能を比較する目的で使用されます。
下は、iOS 5(GM)上で、iPhone 4S・iPhone 4・iPhone 3GSの「Overall」スコアを比較しています。
iPhone 4→4Sでスコアが約73%アップしており、iPhone 3GS→4(35%アップ)よりも大きな性能向上となっていることがわかります。
こちらはCPUそのものの性能が反映される「Processor integer performance」のテスト結果。
iPhone 4→4Sでスコアが約2倍を記録しています。
下はグラフィクスの性能を競合機種と比較したもの。
iPhone 4→4Sで7.6倍ものスコアを出しており、iPad 2に迫る性能をもつことがわかります。
iPad 2とiPhone 4Sは同じ「Apple A5」チップを搭載していますが、iPad 2が1Ghzで駆動するのに対し、iPhone 4Sでは消費電力・発熱に配慮し800Mhz(おそらく可変)に抑えられているため、その分の違いが出たようです。
いずれにせよ、テスト結果をみる限り、iPhone 4Sは名前に「S」がついたマイナーアップデートではなく、全く別ものといっても過言ではないようです。
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