『Ruby Reader
』は、わずかな英語力でも英語圏のサイトの記事を読めるように考慮して作成された翻訳アプリです。
英語と日本語では文法的に大きく異なるため、翻訳サイトを通しても却って意味がわからない日本語になることが多々ありますが、本アプリは英文に訳語のルビを振り、ニュアンスを損なうことなく読めるように工夫されています。
自分の英語力に応じて、難解な英単語・熟語だけにルビを振ることもできます。
(この記事はゲストライターのTom氏が執筆しました)
『Ruby Reader
』で英文を読む方法はいくつかあります。
Googleリーダーに対応しており、登録している英文のRSSフィードを読み込むことが可能です。
画面右上の「ルビ振り」ボタンをタップするだけで、読み込んだフィードの記事に訳語のルビを付けられます。
ピアソン桐原社が発行している「ロングマン英和辞典」の辞書データ約10万語を収録しており、単語・熟語をタップすると意味一覧を表示します。
文脈に合わない単語が表示された場合には、適切な意味をタップすると、ルビが置き換わります。
アクションボタンをタップして、意味がわかる単語を個別にルビを振る対象から外すことも可能です。
また、画面下部のスライダーを使って、文中の重要な語句だけを表示することができ、長文であっても文章のポイントを掴むのに役立ちます。
固有名詞や専門用語などを、GoogleやWikipediaで検索することも可能です。
設定で自分の英語力に合わせて、ルビの量を調整することもできます。
デフォルトの設定では、英語が苦手な人用(TOEICスコア230程度)になっていますが、5段階で設定可能で、ルビ振り対象とする英単語・熟語を絞れます。
トップ画面の「New Page」でURLを入力・Google検索して、英語圏のサイトにアクセスし、選択したテキストにルビを振ることもできます。
また、ほかのアプリでコピーした英文にルビを振ることも可能です。
「Edit Text」をタップすると、クリップボードの内容が読み込まれ、「ルビ振り」ボタンをタップするだけで、ルビ付きテキストに変換します。
翻訳サイトの機械翻訳とは異なり、英文に沿って訳語が付されるため、英語の語感を養いながら読むことができます。
英語力に応じてルビの量を減らしていくこともできるので、英語学習初心者のモチベーションにもつながりそうです。
タイトル | Ruby Reader |
---|---|
カテゴリ | App Store > レファレンス |
開発 | CA MOBILE,LTD. |
対応機種 | iPhone・iPod touch (iPad 互換) |
価格 | 1,200 円 |